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虫歯放置が命を奪う?高齢者の口の健康が寿命を左右する理由

2026年1月21日

虫歯放置は、単なる歯の問題ではありません。

虫歯放置

最近、高齢の親御さんの口元を見て、こんな風に感じたことはないでしょうか。

あれ、奥歯が欠けているような気がする。

でも本人は痛がっていないし、まあいいか。

そう思って、つい見過ごしてしまう。

実は、その判断が取り返しのつかない結果を招くかもしれないのです。

大阪公立大学と大阪大学の共同研究によって、衝撃的な事実が明らかになりました。

高齢者が虫歯を治療せずに放置すると、死亡リスクが最大1.7倍にまで上昇するというのです。

たかが虫歯と思うかもしれません。

しかし、口の中の小さな問題が、全身の健康を脅かす大きなリスクへと変わっていくのです。

うえさか歯科では、高齢者の口腔ケアに力を入れています。

今日は、虫歯放置がなぜ命に関わるのか、そして何をすれば予防できるのかを詳しくお伝えします。

研究が明かした衝撃の事実:虫歯放置と死亡率の関係

19万人を追跡した大規模調査の結果

2018年から2022年まで、大阪府内の75歳以上の方、約19万人を対象にした追跡調査が行われました。

この研究では、参加者の健康な歯、治療済みの歯、未治療の虫歯の本数をそれぞれカウントし
健康な歯と治療済みの歯の合計本数によって、参加者を6つのグループに分類しました。

その結果、驚くべき傾向が浮かび上がってきました。

健康な歯と治療済みの歯の合計が0本のグループは、21本以上あるグループと比べて、男性で1.74倍、女性で1.69倍も死亡リスクが高かったのです。

つまり、虫歯を放置して歯を失うことは、寿命そのものに直結する問題だったのです。

詳しくは讀賣新聞の記事をご覧ください。

なぜ虫歯放置が死亡リスクを高めるのか

なぜ、口の中の問題が命に関わるのでしょうか。

その答えは、誤嚥性肺炎という病気にあります。

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が誤って気管に入り込み、肺に炎症を起こす病気です。

通常、私たちは飲み込む動作を正確にコントロールしています。

しかし、高齢になると、この機能が低下してきます。

そこに虫歯放置という問題が加わると、状況は一気に悪化します。

なぜなら、治療されていない虫歯の周辺では、細菌が爆発的に増殖するからです。

口の中は、本来でも多くの細菌が住んでいる場所です。

虫歯があると、その数はさらに増えます。

そして、これらの細菌を含んだ唾液が、飲み込む際に誤って気管に入ってしまう。

結果として、肺炎を引き起こすのです。

高齢者にとって肺炎は、命を脅かす深刻な病気です。

実際、日本人の死因の上位に肺炎が位置しています。

つまり、虫歯放置は単なる歯の痛みの問題ではなく、生命に直結する問題なのです。

歯を失うことで起きる負のスパイラル

栄養状態の悪化が全身に及ぼす影響

タンパク質

虫歯放置によって歯を失うと、食事にも大きな影響が出ます。

たとえば、肉や魚といったタンパク質を含む食品を噛むことが難しくなります。

すると、どうなるでしょうか。

栄養が偏り、筋力が低下していきます。

高齢者にとって筋力の低下は、転倒や骨折のリスクを高めます。

さらに、動くことが億劫になり、活動量も減少します。

その結果、体全体の機能が衰えていく。

まさに負のスパイラルです。

東京都健康長寿医療センターの秋下雅弘理事長は

・歯を失うことで、栄養摂取が困難になり、会話も難しくなる。

・それが筋力や認知機能の低下につながる。

・今回の研究は、歯を残すことの重要性を改めて示している

と、指摘しています。

社会的なつながりの喪失

高齢者

歯を失うことの影響は、身体面だけではありません。

会話がしにくくなると、人と話すことが億劫になります。

すると、社会的な交流が減っていきます。

家に引きこもりがちになり、孤立していく。

孤立は、心の健康にも悪影響を及ぼします。

うつ状態になったり、生きる意欲が低下したりすることもあります。

このように、虫歯放置という小さな問題が、人生全体の質を下げてしまうのです。

虫歯を放置してしまう理由とその心理

痛みがないから大丈夫という誤解

多くの方が虫歯を放置する理由として、痛みがないということがあります。

確かに、虫歯は初期段階では痛みを感じないことが多いです。

しかし、それは問題がないという意味ではありません。

むしろ、静かに進行している証拠なのです。

歯の表面のエナメル質が侵されている段階では、痛みはほとんどありません。

しかし、虫歯が象牙質に達すると、冷たいものや甘いものがしみるようになります。

さらに進行して神経に達すると、激しい痛みが出ます。

ただし、ここで注意が必要です。

激しい痛みが出た後、突然痛みが消えることがあります。

これは治ったのではなく、神経が死んでしまったサインです。

その後、根の先端に膿が溜まり、より深刻な状態になっていきます。

つまり、痛みがないからといって安心してはいけないのです。

歯科への心理的ハードル

もう一つの理由として、歯科医院への心理的な抵抗があります。

過去に痛い思いをした記憶がある。

治療費が高額になるのではないかという不安がある。

また、高齢になると通院自体が大変になります。

こうした理由から、つい先延ばしにしてしまう。

しかし、早期に対処すれば、治療も簡単で費用も抑えられます。

放置すればするほど、状況は悪化し、治療も複雑になっていくのです。

うえさか歯科が提供する高齢者向けの口腔ケア

予防を重視した定期検診の重要性

箕面市瀬川にあるうえさか歯科では、高齢者の口腔健康を守るための取り組みを行っています。

特に力を入れているのが、予防歯科です。

虫歯や歯周病は、早期発見・早期治療が何より大切です。

定期検診では、虫歯の有無だけでなく、歯茎の状態、噛み合わせ、口腔内の清潔度など、総合的にチェックします。

また、プロフェッショナルクリーニングによって、自宅では取りきれない汚れを除去します。

これにより、虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

定期検診の頻度は、個人の状態によって異なります。

一般的には、3〜6ヶ月に1回程度が推奨されています。

高齢者特有の問題に対応した治療

高齢者の口腔内には、特有の問題があります。

たとえば、唾液の分泌量が減少することで、口の中が乾燥しやすくなります。

これを口腔乾燥症、またはドライマウスと呼びます。

唾液には、口の中を洗浄し、細菌の増殖を抑える働きがあります。

そのため、唾液が少なくなると虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、複数の薬を服用していることも多く、その副作用で唾液が減ることもあります。

うえさか歯科では、こうした高齢者特有の状況を理解した上で、
唾液の分泌を促すマッサージや、保湿剤の使用など適切なケア方法を提案しています。

通院が難しい方へのサポート

高齢になると、身体的な理由で通院が困難になることがあります。

そうした方々にも適切な口腔ケアを受けていただけるよう、様々な工夫をしています。

たとえば、ご家族と一緒に来院いただく際の配慮や、予約時間の調整など、個別のニーズに応じた対応を心がけています。

口腔の健康は、全身の健康と直結しています。

だからこそ、どのような状況の方にも、適切なケアを届けることが重要だと考えています。

今日からできる虫歯予防の具体的な方法

毎日のセルフケアのポイント

虫歯予防の基本は、やはり毎日の歯磨きです。

ただし、ただ磨けばいいというわけではありません。

正しい方法で磨くことが大切です。

具体的には、以下のポイントを意識しましょう。

  • 歯ブラシは毛先が広がっていないものを使う 毛先が広がると、汚れを効果的に落とせなくなります。1ヶ月に1回程度の交換が目安です。
  • 力を入れすぎずに磨く ゴシゴシと強く磨くと、歯や歯茎を傷つけてしまいます。軽い力で、細かく振動させるように磨きましょう。
  • 歯と歯の間もしっかりケアする 歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは取りきれません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することをおすすめします。
  • フッ素入りの歯磨き粉を使う フッ素には歯質を強化する働きがあります。虫歯予防に効果的です。
  • 磨く順番を決めておく 毎回同じ順番で磨くことで、磨き残しを防げます。

これらのポイントを押さえることで、より効果的な虫歯予防が可能になります。

食生活で気をつけたいこと

虫歯は、口の中の細菌が糖分を餌にして酸を作り、歯を溶かすことで発生します。

そのため、糖分の摂取をコントロールすることも重要です。

甘いお菓子やジュースを頻繁に摂ると、虫歯リスクが高まります。

特に注意したいのが、だらだら食べです。

食事の回数が多いと、口の中が酸性に傾いている時間が長くなります。

これは虫歯の原因になります。

間食は時間を決めて、その後は歯を磨くか、水でうがいをしましょう。

また、よく噛んで食べることも大切です。

噛むことで唾液の分泌が促され、口の中の自浄作用が高まります。

よくある質問:虫歯放置と高齢者の健康について

Q1:痛みがない虫歯でも治療は必要ですか?

はい、必要です。

痛みがないからといって、虫歯が進行していないわけではありません。

むしろ、痛みを感じない初期段階で治療すれば、簡単な処置で済むことが多いです。

逆に、痛みが出るまで放置すると、神経の治療や抜歯が必要になることもあります。

早期発見・早期治療が、歯を長持ちさせる秘訣です。

Q2:高齢になってからでも虫歯予防はできますか?

もちろんです。

虫歯予防に遅すぎるということはありません。

毎日の正しいケアと、定期的な歯科検診を継続することで、何歳からでも口腔の健康を維持できます。

実際、90歳を超えても自分の歯で食事を楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。

大切なのは、今日から始めることです。

Q3:入れ歯になったら虫歯の心配はなくなりますか?

それは誤解です。

確かに、入れ歯自体は虫歯になりません。

しかし、残っている天然の歯には、引き続き虫歯のリスクがあります。

また、入れ歯を不潔にしていると、口の中で細菌が増殖します。

これが誤嚥性肺炎の原因になることもあります。

入れ歯も天然の歯と同じように、毎日丁寧に清掃することが大切です。

Q4:認知症の親の口腔ケアはどうすればいいですか?

認知症の方の口腔ケアは、確かに難しい面があります。

本人が歯磨きの必要性を理解できなかったり、拒否されたりすることもあります。

そうした場合は、ご家族のサポートが重要になります。

具体的には、以下のような方法があります。

  • 食後に一緒に歯磨きをする習慣をつける
  • 歯科医院でプロフェッショナルケアを定期的に受ける
  • 口腔ケアの専門家に相談する

また、通院が困難な場合は、訪問診療という選択肢もあります。

うえさか歯科でも訪問診療を行っており、ご自宅で口腔ケアや治療を受けていただくことが可能です。

認知症の方の口腔状態や生活環境に合わせて、最適なケア方法をご提案いたします。

ご家族だけで抱え込まず、お気軽にご相談ください。

詳しくは訪問診療のページをご確認ください。

Q5:治療費が心配です。どのくらいかかりますか?

治療費は、虫歯の進行度や治療内容によって異なります。

初期の虫歯であれば、保険診療で数千円程度で治療できることが多いです。

一方、放置して症状が悪化すると、治療も複雑になり、費用も高くなります。

また、高齢者の方は、医療費の負担割合が軽減される制度もあります。

費用について不安がある場合は、治療前にご相談ください。

治療計画と費用の見積もりを、丁寧にご説明します。

家族ができるサポート:大切な人の口腔健康を守るために

定期検診への付き添いと声かけ

高齢の親御さんがいる場合、ご家族のサポートが大きな力になります。

まず、定期的な歯科検診を受けるよう、優しく声をかけてあげてください。

できれば、一緒に通院することをおすすめします。

付き添いがあることで、本人も安心して受診できます。

また、歯科医師からの説明を一緒に聞くことで、家庭でのケア方法も理解できます。

日常的な観察とコミュニケーション

日頃から、親御さんの口元や食事の様子を観察しましょう。

・食べるのが遅くなった。

・固いものを避けるようになった。

こうした変化は、口腔内に問題がある可能性を示しています。

また、口臭が強くなった場合も、要注意です。

虫歯や歯周病が進行しているサインかもしれません。

気になることがあれば、早めに歯科を受診することをおすすめします。

まとめ:虫歯放置を防いで健康寿命を延ばす

虫歯放置は、もはや個人の問題ではありません。

それは、寿命そのものに影響する重大な健康問題です。

大阪公立大学と大阪大学の研究が示したように、健康な歯と治療済みの歯を合わせた本数が少ないほど、死亡リスクが高まります。

その背景には、誤嚥性肺炎のリスク増加、栄養状態の悪化、社会的孤立など、様々な要因があります。

しかし、これらは予防できる問題です。

毎日の正しい口腔ケア。

定期的な歯科検診。

そして、虫歯を見つけたら放置せずに早期に治療すること。

こうした基本的な取り組みが、健康寿命を大きく延ばします。

箕面市のうえさか歯科では、高齢者の口腔健康をサポートしています。

虫歯や歯周病の治療はもちろん、予防歯科にも力を入れています。

また、一人ひとりの状況に合わせた、きめ細やかなケアを提供しています。

もし、ご自身やご家族の口腔の健康について不安があれば、お気軽にご相談ください。

小さな一歩が、大きな安心につながります。

そして、その安心が、より長く、より豊かな人生を支えてくれるはずです。

健康な歯で、美味しく食事を楽しむ。

家族や友人と笑顔で会話する。

そんな当たり前の幸せを、いつまでも続けていきましょう。

うえさか歯科は、あなたとご家族の口腔健康を、全力でサポートいたします。


お口の健康について、気になることがあれば、どうぞお気軽にご連絡ください。 経験豊富なスタッフが、丁寧に対応させていただきます。

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