目次
インプラントは何年持つ?
「インプラントにしたら、もう一生お手入れはいらないの?」
「一度入れれば、ずっと自分の歯と同じように使い続けられる?」
このような質問は大変多いです。
高い治療なのでこのような質問は当然かと思います。
箕面市のうえさか歯科でインプラント相談を受ける際、多くの方が「インプラント=一生モノ」
というイメージを持たれています。
確かにインプラントは耐久性に優れた素晴らしい治療です。
しかし歯科医師として正直にお伝えすると、「メンテナンスフリーで一生使い続けられる」
というのは誤解です。
インプラント体そのものは頑丈な金属ですが、それを取り巻く「あなたの体(骨や歯ぐき)」は日々変化し、また毎日かかる「噛む力」によって少しずつダメージが蓄積していくからです。
今回は、インプラントがなぜ「一生モノ」と言い切れないのか
その決定的な理由と、寿命を最大限に延ばすための秘訣、特に重要な「インプラント周囲炎」と「力のコントロール」について徹底解説します。
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1. インプラントの平均寿命と「40年」持つ条件
インプラントの世界初の症例は1965年に埋入されました。
そこから患者様が亡くなるまでの40年以上もの間、問題なく使い続けたという記録があります。
このことから、適切な条件下では非常に長持ちする治療であることは間違いありません。
また、当時のインプラントよりも全てにおいて現在のシステムが優れているのは事実です。
多くの学術調査や臨床データに基づくと、インプラントの生存率は非常に高い水準にあります。
10年〜15年生存率:約 90% 〜 95%
20年生存率:約 80% 〜 90%
ポイント: 歯科治療の中でも、これほど高い成功率が長期にわたって維持される治療法は他に類を見ません(入れ歯やブリッジの10年維持率はこれより大幅に下がります)。
しかし、それはあくまで「徹底した管理」があったからこそ。
人工物であるインプラントには、天然の歯にはある「自浄作用」がありません。
過剰な力を逃がす「クッション機能」が備わっていません。
また、感染防御の面から放置すれば天然歯よりも脆い一面を持っているのです。
2. インプラントが「一生モノ」でなくなる3つの決定的理由
なぜ、インプラントは「入れたら終わり」ではないのでしょうか。それには医学的な3つの理由があります。
① 天然の歯より「細菌感染」に弱いから
天然の歯には、歯と歯ぐきの間に「歯根膜(しこんまく)」という組織があります。
これが細菌の侵入を防ぐバリアの役割を果たしています。
しかし、インプラントにはこのバリアがありません。
そのため、一度細菌感染を起こすと、防御機能が働かずに直接骨までダメージが及んでしまいます。
② セラミックの「摩耗」と「噛み合わせ」の変化
インプラントの上に乗せる「セラミック(被せ物)」は非常に頑丈です。
しかし、毎日数千回と繰り返される咀嚼によって、数年〜数十年単位で少しずつ摩耗(すり減り)していきます。
周囲の天然歯とのバランスが崩れると、インプラント一点に過剰な負荷がかかり、寿命を縮める原因になります。
天然の歯は磨耗しやすく、セラミックは削れにくいという、差も後々調整が必要になります。
③ 部品の「金属疲労」による破損
長年にわたり強い噛み合わせの力がかかり続けると、どんなに頑丈なチタン合金であっても「金属疲労」を起こします。
特に夜間の歯ぎしりや食いしばりの衝撃が蓄積されると、内部のネジが折れたり、インプラント体そのものに亀裂が入ったりすることがあります。
多くの場合パーツのやり直しで対応できますが、インプラント体はやり直せません。
3. インプラント最大の敵「インプラント周囲炎」の恐怖
インプラントを失う原因の1番は、本体ではなく、周辺組織の病気です。
>インプラントに特化した「インプラント周囲炎」です。
これはインプラント版の歯周病ですが、天然歯のそれよりもはるかに厄介な特徴があります。
痛みが出にくい(無症状): インプラントには神経がないため、炎症が起きても、あるいは骨が溶け始めても、痛みを感じることがほとんどありません。
「痛くないから大丈夫」と過信している間に、病状が進行してしまうのがこの病気の怖さです。進行が極めて早い: インプラントには天然歯のような「バリア機能(歯根膜)」がありません。
そのため、細菌が一度侵入すると、骨を溶かすスピードは天然歯の数倍から十数倍とも言われています。気づいた時には手遅れ: 自覚症状が出た時には、すでにインプラントがグラグラしており、「あとは抜くしかない」という手遅れの状態で発見されるケースが非常に多いのです。
出血などの兆候を見逃さないことも重要です。
この病気を防ぐことこそが、インプラントの寿命を「一生」に近づける唯一の道です。
4. 寿命を延ばす鍵「力のコントロール」とマウスピース
細菌対策(清掃)と同じくらい重要なのが、「過剰な力からインプラントを守る」ことです。
インプラントには「クッション」がない
インプラントは骨と直接結合しているため、衝撃がダイレクトに骨に伝わります。
当院では、この破壊的な力から守るために、就寝時の「マウスピース(ナイトガード)」の使用を強くおすすめしています。
衝撃の分散: マウスピースがクッションとなり、歯ぎしりや食いしばりの力を全体に分散させます。
パーツの保護: セラミックの欠けや、内部パーツの金属疲労による破損リスクを劇的に下げます。
5. うえさか歯科の「一生モノに近づける」サポート体制
1. 毎日の「質の高い」セルフケア指導
インプラントは天然歯以上に汚れを嫌います。
歯科衛生士が、お一人おひとりに合った専用清掃器具の使い方をマンツーマンで指導します。
2. エアフローによるワンランク上のメインテナンス
従来のクリーニングでは、超音波でガリガリと汚れを削り落とすのが一般的でした。
しかし、これではインプラント体やセラミックに「微細な傷」をつけるリスクがありました。
傷がつくと、そこにさらに細菌が溜まりやすくなるという悪循環に陥ります。
当院が導入している「エアフロー」は、非常に細かなパウダーを水と一緒に高圧で吹き付けることで、汚れを「弾き飛ばす」技術です。
表面を傷つけない: 柔らかいパウダーを使用するため、インプラントやセラミックを傷つける心配がありません。
隅々まで除菌: 器具が届きにくいインプラントの連結部分や、歯ぐきの深いポケット内のバイオフィルム(細菌の膜)まで、スピーディーかつ徹底的に除去できます。
痛みがない: 歯を削るような不快な振動や痛みがほとんどなく、快適にクリーニングを受けていただけます。
3. 拡大視野よる精密検診
肉眼では見えないセラミックの微細なヒビや、ネジの緩みの兆候を早期に発見します。
痛みが出ないインプラントだからこそ、プロの目による「先回りのチェック」が不可欠なのです。
4.歯周内科治療による原因療法
歯周病やインプラント周囲炎の原因菌の除菌を目的とした治療です。
この治療を受けることで細菌数そのものを劇的に減らすことができます。
6. まとめ:誠実なインプラント治療を、北摂・箕面で。
「一生持ちます」という言葉は聞こえが良いですが、医療に「絶対」はありません。
しかし、「一生持たせるためのリスクを理解し、対策を歯科医院と共に継続すること」で、その寿命は限りなく一生に近づけることができます。
うえさか歯科では、インプラントのメリットだけでなく、今回お話ししたようなリスクや限界も包み隠さずお伝えします。
「最近、メンテナンスを受けていないけれど大丈夫かな?」
「インプラント周囲炎になっていないか心配……」
そんな不安をお持ちの方は、ぜひ一度、箕面市瀬川の当院へご相談ください。
最新設備と誠実な診断で、あなたの健康な食生活を末永くサポートいたします。
セカンドオピニオンも受け付けています。
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ぜひご相談ください。
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