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インプラントを長持ちさせるために:インプラント周囲炎

2025年3月6日

インプラントを入れたいけど、長持ちするのですか?という質問をよく受けます。

インプラントの成功率自体は非常に高く、10年後の生存率も90%以上と他の治療よりもだいぶ高いです。

しかし、診査診断を誤るとこちらは極端に下がります。

また患者さん自身もセルフケアをしっかりし、定期検診に通う必要があります。

これはインプラントは虫歯にはなりませんが歯周病のようなものにはかかるからです。

インプラント特有の炎症をインプラント周囲炎と言います。

インプラントは生体防御反応がなく、感染に弱いので一度周囲炎を起こすとすぐに骨が下がってしまいます。

今回はそんなインプラント周囲炎についてお伝えします。

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、インプラントを支える歯ぐきや骨に炎症が起こる病気です。

天然歯の歯周病と似ていますが、一度進行すると骨の吸収が早いです。

インプラントの脱落につながる可能性が高いため、早期の発見と治療が重要です。

インプラント周囲炎の原因

細菌感染:プラーク(歯垢)の蓄積により、歯周病菌が繁殖し、歯ぐきや骨に炎症を引き起こす。
歯周病菌とインプラント周りの細菌叢は違うものですが、相互に影響しています。

不適切な咬み合わせ(過度な力):インプラントに過剰な負担がかかると、周囲組織にダメージを与える。
また、インプラントの適切な本数はもちろん天然の歯との噛み合わせでも影響します。

喫煙:血流が悪くなり、免疫力が低下して炎症が進行しやすくなる。
そして骨との結合にも影響を与えます。

不十分なセルフケア:インプラントは、適切なケアを怠ると炎症のリスクが高まります。
歯ブラシだけでなく歯間ブラシなど補助的な道具が必要不可欠です。

糖尿病などの全身疾患:免疫力が低下し、感染しやすくなる。
そもそもインプラントの適応でないこともありますが、コントロールできる場合は可能です。
しかし、インプラント埋入後に悪化するケースもあるため、全身管理は重要です。

インプラント周囲炎の症状

  • 歯肉の赤みと腫れ
  • 出血
  • 膿の排出
  • インプラントの動揺
  • 痛み
  • インプラント周囲の骨吸収

その他にも症状は考えられます。

インプラント周囲炎の進行段階

インプラント周囲粘膜炎(軽度)

歯ぐきの炎症のみで、骨の吸収はない。

歯肉炎に近い症状で出血と軽度の膿みが見られる状態。

この段階で早期発見しケアをすれば元通りに回復可能です。

定期検診に通いこの段階で食い止めましょう。

インプラント周囲炎(中〜重度)

歯ぐきだけでなく、顎の骨が吸収される。

進行するとインプラントが脱落する可能性がある。

この段階では治療介入しないと治らない。

症状を抑えることはできても骨の回復は起こらないため骨造成が必要です。

インプラント周囲炎治療法

軽度の場合(インプラント周囲粘膜炎)

・プロフェッショナルクリーニング(歯科医院でのメインテナンス)

・正しいブラッシング

・抗菌薬の使用
細菌感染のため軽度であればかなり有効。
しかし重度の場合、細菌叢の塊のため中まで効果は届かない。

中〜重度の場合(インプラント周囲炎)

・歯周外科治療(炎症部分の切除・洗浄)
基本的に切開を伴う処置になります。
骨から出てしまったインプラント表面を研磨したりもします。
結果的に歯肉が下がり、アバットメントが見えてくることもあります。

・レーザー治療(細菌の除去・組織の回復を促進)
エルビウムレーザーを使うことで通常は取れないインプラント表面の細菌叢にアプローチできます。
レーザーは非常に高熱ですが一瞬かつ通水下であるため火傷などはありません。
そのため細菌に対してダイレクトに殺菌し、歯石なども取れます。

・骨再生治療(GBR)(骨が吸収された部分に骨移植を行う)
吸収された骨は元には戻りにくいです。
そのためインプラント埋入時と同じく骨造成を行ます。
ただし、今回はインプラントが無菌ではないためが故の難しさがあります。
インプラント表面についた汚れを徹底的に除去する必要があります。
これに有効なのがレーザーになります。

・インプラントの除去

インプラントに動揺が見られる場合や骨吸収が大きい場合は撤去して再埋入したほうがいいケースも多くあります。
その場合は抜歯のように引き抜くだけで抜けることもありますし、削り取る場合もあります。

インプラント周囲炎の予防

・適切なセルフケア

専用の歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシを使用。
残った天然歯も含めた口腔内の清掃を徹底する。

・定期的な歯科検診

1〜3ヶ月ごとのメンテナンスで早期発見・予防する。
せめて6ヶ月に一度は受けましょう。
先にもお伝えしたとおりインプラント周囲炎の進行は早いです。
半年開けばかなり進行することも考えられます。

・生活習慣の改善

禁煙、糖尿病などの全身疾患の管理。
親知らずなどもそうですが体調を崩しただけでも炎症は起こったりします。
また、骨粗鬆症など骨の影響が直接関係するものもあります。
埋入後も全身疾患を患った場合は担当医に報告しましょう。

・噛み合わせの調整

インプラントに過剰な負担がかからないように調整する。
インプラントは全く動かないものなので天然の歯のように勝手に調整されることはありません。
削ったり、上部構造をやり直す必要があります。
また、夜寝ている間のコントロールも重要なのでナイトガード(マウスピース)も有効です。

まとめ

インプラント周囲炎は、インプラントを支える歯ぐきや骨に炎症が起こる病気であり、放置すると骨の吸収が進み、インプラントの脱落につながる可能性があります。

主な原因 は、細菌感染、不適切な咬み合わせ、喫煙、不十分なセルフケア、糖尿病などの全身疾患です。

まず、初期段階では適切なケアで回復可能です。
しかし、進行すると外科治療や骨再生治療が必要になり、最悪の場合、インプラントの除去が求められます。

予防のために重要なポイント は以下の通りです。

・適切なセルフケア(歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロスの活用)
・定期的な歯科検診(1〜3ヶ月ごとが理想、最低でも半年に一度)
・生活習慣の改善(禁煙・全身疾患の管理)
・噛み合わせの調整(インプラントに過度な負担がかからないようにする)

インプラントは適切なメンテナンスを行えば長期間使用できます。

インプラント周囲炎を予防し、健康な口腔環境を維持するために、日々のケアと定期的な歯科受診を徹底しましょう。

当院の治療

うえさか歯科では難しいインプラントの埋入はもちろん、インプラント周囲炎治療にも力を入れています。

また、レーザーも完備しているので今まで保存不可能と言われたインプラントにも対応できるかと思います。

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