こんにちは。
箕面市瀬川の歯医者、うえさか歯科です!!
今日はタバコを吸うことでお口の健康にどのような影響があるかをお伝えします。
肺がんのリスクや心筋梗塞のリスクが上がることは広く知られています。
しかし、喫煙がお口の健康に悪影響を及ぼすこと、特に歯周病を悪化させることは知らない方も多いです。
そんな喫煙とお口の健康について今回はお伝えします。
喫煙とお口の中の関係
喫煙の全身への害はよく知られていますが、
お口はタバコの煙が1番最初に通過する場所なので、
喫煙すると、歯の表面に「ヤニ」がつくだけでなく、
特に身近なのは、歯周病の大きなリスク要因となることです。
今回はわかりやすく、
①歯の表面や歯ぐきの着色
歯の表面に「ヤニ」がつくのはご存知の方が多いと思いますが、
喫煙者の歯ぐきは暗紫色、ゴツゴツと硬く乾燥して見えます。
特に直接タバコの煙があたる口蓋側(裏側の歯ぐき)
喫煙者の歯ぐきが暗紫色になるのは、
ニコチンの血管収縮作用により、組織の血行は悪くなります。
また、一酸化炭素がヘモグロビンと結合することで、
メラニン色素の沈着も強く認められ、歯ぐきがロール状に肥厚し、
わかりやすくいうと、健康な歯肉はキレイなピンク色をしていて、
そして歯の表面にはタバコのヤニがついていて、
②歯周病の大きなリスク
喫煙は歯周病のもっとも大きなリスク要因のひとつです。
非喫煙と比較すると、喫煙者の歯周病のリスクは2.
特定の細菌や年齢、糖尿病などよりも、
喫煙の歯周病への影響は、「かかりやすい」「気が付きにくい」「
まず、
また、ニコチンの血管収縮作用により炎症症状が隠され、
歯ぐきに赤みや腫れがそれほど目立たないのに、
そのため、発見が遅れてしまい、
さらに、いざ治療を始めても、喫煙者の歯ぐきは硬くて沈着物の除去が難しいです。
また、歯周組織の修復も阻害されているため、
歯周治療では歯ぐきの治癒力が必要不可欠ですが、
③禁煙の効果
禁煙すると、お口の中も健康を取り戻します。
禁煙すると一時的に歯ぐきの出血が増えますが、
歯肉の血流が良くなると、細菌に対する抵抗力が回復します。
そうなることで治癒力が上がり始め、
歯周病治療を進めることで、リスクが歯周病低下していき、
歯ぐきの色も少しずつではありますが、
番外:インプラント治療への影響
インプラントは歯を失った場所にインプラント体と呼ばれるネジを打ち込む治療です。
本来インプラントと骨がくっつくには血液を介し、骨に置き変わっていくことでくっつきます。
しかし喫煙者は血流が悪く、血液の性状も悪いのでくっつきにくくなります。
また、骨造成など骨を増やす処置ではうまく造成できないこともしばしばです。
なので禁煙してから治療を進める必要があります。
まとめ
喫煙による影響
・歯の着色、歯茎の色素沈着
・歯茎の血流阻害
・免疫力低下による歯周病の悪化
・歯石の除去が困難
他にも味覚の変化や口喝などの症状も健康とは違う影響が出ます。
などなどお口の健康にとって喫煙は良いことがありません。
タバコは身体的にも精神的にも依存性が高く、
そして歯周病だけではなく全身の健康にも百害あって一理なしです
長く健康なお口環境を保つためにも、是非1度、
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気になる方はご相談ください。
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