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歯内療法(根管治療)の難しさ

2025年1月20日

精密根管治療のすすめでもお伝えしましたが根管治療の難しさについて説明します。

日本で歯内療法(根管治療)が難しい理由

歯内療法

歯内療法

保険診療の制約

・日本の保険制度では根管治療の診療報酬が低く、十分な治療時間や高品質な材料・器具を使用しにくい

皆さんも根っこの治療をした時にこんなに安いの?って思ったことありませんか?

根管治療は目にみえる表面の虫歯ではなく、根っこの中の感染です。

なので本来時間がかかり、慎重に治療する必要があります。

しかし保険点数が低すぎるので、虫歯を短時間で削って詰め物をした方がコスパがいい状態になってしまっています。

根管治療に使用するファイルと呼ばれる針のような器具。

こちらも細く耐久性がないため使い捨てにしたいところですが、滅菌という無菌状態にし再利用します。

滅菌することでまた耐久性が落ち、治療精度も下がります。

最近はニッケルチタン性の柔らかく根管に沿って削れる素晴らしい器具も出てきています。

しかしこの器具も一部の歯でしかもCTとマイクロスコープがないと保険請求できないという制約があります。

もちろん当院のように薬剤ではないので器具を使うことはできないわけではないので使用している医院もあります。

しかし、器具が非常に高価なので保険で使えたとしても使い捨てにできません。

・採算を取るために短時間・低コストで済ませる傾向があり、治療精度が下がる。

ファイル

ファイル

 

必要な機器の制限

・マイクロスコープ、ラバーダム、歯科用CTなど精密治療に必要な設備の使用が保険で認められにくい

そのため、肉眼や限られた器具で治療せざるを得ず、感染リスクや治療の精度に影響する。

特にラバーダムは歯内療法ではとても重要で、歯科医でその重要性を知らないものはいません。

しかし以前は保険請求が認められていたこの器具も除外されてしまったことで使用率は10%を切っています。

理由としては費用がかかる。
手間がかかる。
患者の負担が大きい。

この辺が理由になってくるかと思います。

大学の授業では絶対に使うことが義務付けられているのに保険請求ができない状況です。

また、CTやマイクロスコープは数百万から数千万の高価な機械であるため、導入していない医院も多いです。

導入していても限られた条件下でないと保険請求できません。

マイクロスコープの治療は肉眼よりも精密になる為、時間もかかります。

その為保険請求できない歯に使用するのは難しくなります。

 

薬剤の制限

・保険診療は決められた薬剤しか使用できない。

器具は使う使わないの判断は自由ですが、薬剤に関しては決められたものしか保険治療できません。

使える薬剤は薬事認可され、保険診療で認められたものになるため、MTAセメントなど長年使われているエビデンスのある材料も高価なため保険で認められていないものもたくさんあります。

MTAセメントを使うことで神経温存や根先の病変治癒の可能性がかなり上がります。

こういった材料に制限があるのも理由です。

現在の治療費でこの材料が認められても大赤字になる為使用するのは難しいと言えるでしょう。

 

治療の質よりも回転率が優先される

・1回あたりの治療費が低いため、多くの患者を診る必要がある

その結果、治療時間が短縮され、感染リスクが高まり、成功率が低下する。

治療効率を優先するため、根管内の消毒、お薬の交換を繰り返して症状が落ち着くのを待つだけの治療になりがちです。

本来1時間くらいは最低限予約時間を取らないといけませんが、一度キャンセルされると大赤字です。

保険治療ではキャンセル料が取れないので予約時間を短くする傾向があります。

なので短い時間で回数をかけての治療に傾倒しがちです。

再治療率の高さ

・日本では根管治療の約半数がやり直しと言われている。

初回治療の成功率が低いため、再治療や抜歯に至るケースが多い

歯内療法は初回が一番治療しやすく、再治療を繰り返すほど成功率は下がります。

しかし、保険治療は抜髄と呼ばれる初回治療が費用が高く、難しい根管再治療が安くなっています。

これでは再治療の成功率が上がるはずもありません。

専門医の不足

・歯内療法を専門とする歯科医が少なく、一般歯科で対応するケースが多い

高度な技術を要する治療を、十分な訓練を受けていない歯科医が行うこともある

また、専門医の治療は自費診療のため受ける方も非常に少ないです。

しかし、他国では一般歯科医でも日本よりも根管治療の成績が良いです。

それは保険診療ではないためしっかり治療できる環境にあるからです。

まとめ

歯内療法は精密にやればやるほど手間も時間もかかる治療です。

日本の保険診療では限界のある治療ですがそれは一般的には認知されておりません。

いい器具、材料、時間と手間をかければ他国に負けない治療精度が出せます。

今まで再根管治療を繰り返し、抜歯が必要と言われているような方は精密根管治療を行なっている歯医者さんに相談にいきましょう。

精密根管治療についてのブログはこちらをお読みください。
https://us-familydental.com/blog/精密根管治療のすすめ/

根管治療についてはこちらをお読みください。
https://us-familydental.com/root/

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