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マタニティ歯科2 妊娠性歯周炎について

2023年1月24日

こんにちは。
箕面市桜井駅近くの歯医者のうえさか歯科です。

今日は前回に引き続き、妊婦さんに向けた歯科の内容になります。

歯周病の妊娠と出産への影響

前回は妊娠による口腔内の変化についてお伝えしましたが、今回は歯周病によるお腹の中の赤ちゃんへの影響についてお話したいと思います。

1、早産のリスクが高くなる

歯周病の炎症があると、子宮を収縮させる作用がある物質(プロスタグランジンE2)の血中濃度が高まります。

この物質は陣痛促進剤として医薬品利用されているほど子宮収縮作用が強いです。

そのプロスタグランジンE2が増えて血液を通して全身にまわってしまいます。

そのため、歯周病が重症化すると早産のリスクが高まります。

しかし、妊娠中でも徹底的に歯周病の治療をすれば、必ず炎症を最小限に抑えることができますしリスクが軽減されることも知られています。

2,早産による低体重児出産

歯周病にかかっている妊娠さんはかかっていない妊娠さんに比べ、早産や低体重児出産のリスクが

5〜7倍に膨らむといわれています。

低体重児(出生時の体重が2500グラム未満)は子供の将来的な生活習慣病の発症リスクをあげると言われています。

また、高血圧、冠動脈疾患、2型糖尿病、脳梗塞、脂質異常症など、関連が明らかな疾患もわかっています。

前回お伝えしたように妊娠中は歯肉炎や歯周病になりやすいので、より注意が必要です。

妊娠関連性歯肉炎や、妊娠関連性歯周炎は日頃から歯磨きをしっかりしていて、磨き残しがない方は起こりません。

妊娠前からプラーク(磨き残し)があり、軽度の歯周病に罹患している人が起こしやすいです。

なので日頃からお口の健康管理がとても大切になります。

まとめ

定期的に歯科医院でメンテナンスを受けたり、歯科衛生士から正しいブラッシングの仕方を教わりましょう。

少し怖いことをたくさんお伝えしてしまいましたが、どれも毎日のケアで防げることです。

そして妊娠中は日頃に増して、歯科医院でのクリーニングとセルフケアを行う事が重要です。

歯石除去などの処置の時期については安定期(16〜27週)に行うのが基本ですが、歯科医師と相談の上で適切な時期に行いましょう。

歯科治療を受ける際に何か不安や希望があればどんな些細な事でも構いませんので遠慮なく仰ってください。

皆様が快適に治療を受けれるようにスタッフ一同努めてまいります。

予防歯科の詳しい内容は下記にてご案内します。
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