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虫歯以外にも歯が溶ける!?

2023年3月8日

こんにちは。
箕面市瀬川の歯医者、うえさか歯科です!!

今回は歯が弱くなる原因はいくつかありますが、虫歯以外にも歯が溶けて穴が開く症状をご説明していきます。

虫歯はないと言われたけど、しみる。
歯の表面が黄ばんできた
歯の表面がツルツルしている

これらが当てはまる人は、自覚症状に限らず歯が酸によって溶けている可能性があります。

無自覚でもこれから説明することに当てはまる人は歯医者さんで早目のご相談をお勧めします。

酸蝕症とは

「酸蝕症」という歯の病気をご存知ですか?

酸蝕症とは酸性度の強い食べ物や飲み物、また逆流した胃酸に繰り返し触れる事により、歯が病的に溶けて、傷んでしまう症状をいいます。

すっぱいものを欠かさず食べる健康志向の食生活。
ストレス社会のなか増え続けている逆流性食道炎など私達の食生活や多忙な毎日。
工場などで日常的に化学物質を吸い込む。

これらとのかかわりがあるので、現代人ならではの生活習慣病として注目されています。

軽度のものを含めると全世代を通じて4人に1人(26.1%)が酸蝕症といわれています。

普段の生活を少し気をつけるだけで防げるので、知識としてもっていて損はありません!!

酸蝕症になりやすい要因をこの機会に知って、歯を溶かす習慣を止め、大切な歯を守っていきましょう。

・酸蝕症と虫歯の違い

酸蝕症と虫歯は両方とも酸に溶けるのは同じですが、原因となる酸の種類と歯が溶けてしまう範囲が違います。

虫歯は、磨き残したプラーク(細菌の塊)の中に潜む虫歯菌が出す酸によって歯が溶けて穴があきます。

汚れが溜まりやすい歯と歯の間や歯の溝など、できる範囲は限られています。

また、糖質の摂取量や取り方でも変わってきます。

しかし、歯が溶けてしまうのは虫歯菌が出す酸だけではありません。

身近な酸性飲食物でも、その食べ方・飲み方次第では歯が溶けます。

酸蝕症は、そういった身近な酸性度の高い食べ物や飲み物が触れた歯面全てで起きます。

飲食物はお口の中全体に行き渡りますから、広範囲の歯に被害が拡大します。

歯ブラシを丁寧にされていて虫歯のないキレイなお口の中でも歯がとけてしまうので注意が必要です。

また、硬いエナメル質が溶けて薄くなったところに虫歯ができると進行が加速します。
酸で柔らかくなった歯は摩耗・咬耗も病的に進行しやすくなります。

歯ブラシを強くこするだけでも表面が削れやすい状態です。

トラブルが複合的に拡大しやすくなるのも酸蝕症の特徴です。

・酸蝕歯になりやすい飲食物・食べ方・飲み方

酸っぱいものだけが酸性度の高い飲食物とは限りません。

毎日摂るものに酸性の食品があるかどうか、チェックしましょう。

酸蝕歯になりやすい飲食物として、

・コーラやオレンジジュースなどのソフトドリンク
・黒酢やリンゴ酢などのお酢系飲料
・栄養ドリンク
・スポーツドリンク
・ワイン
・柑橘類の果物、酢の物
などが挙げられます。

こういった飲食物を毎日のようにちびちび食べたり飲んだりしていると、酸が歯に触れている時間が長くなって酸蝕歯になる可能性が高まります。

歯のエナメル質が溶けるpH値(酸性度)は5.5以下といわれています。

お口の中の普段のpH値は約7.0で中性です。

酸性度が弱いものでも、pH5.5以下のものは飲み過ぎ食べ過ぎに注意しましょう。

また、ダラダラ食べ、ちびちび飲みするのは控えましょう。

・身体の内側からも! 胃酸による酸蝕症

現在、酸蝕症の原因として注目されているのが「逆流性食道炎」です。

専門家の医師によると、現代人の約10人に1人に逆流性食道炎の疑いがあると言われています。

胃酸は強酸性です。

その為、口の中への逆流は酸蝕症の重大な要因になります。

放っておくとノドからくる酸で歯の裏側や奥歯の方から歯が溶けはじめます。

また、よく噛めなくなったり知覚過敏を引き起こす事もあります。

心当たりのある方は消化器内科で早期に治療を受け、歯科でも歯が溶けてないか見てもらいましょう。

また、過食症などで食べた分を吐き戻す方も要注意です。

妊婦の方もつわりなどでこれに該当されたりします。

まとめ と 対策

酸蝕症を防ぐために重要なこと

現代人が陥りがちな「酸性飲食物の過剰摂取」にまず気づいて止めることです。

意外と酸性度の高い飲食物は多いので1度チェックしてみてください。

意識するだけで将来のお口の中が変わってきます。

酸の摂取は唾液が守ってくれる程度に抑えて、身体だけではなく、歯の健康にも気を配っていきましょう。

内科的、心理的問題がある方は医科を受信しましょう。

工場勤務の方などは産業検診があるかと思います。
忘れずに検診を受けましょう。

うえさか歯科では健診の際に酸蝕症の兆候が見られる場合には、指摘、アドバイスさせていただきます。

気になる方は下記の予約フォームよりご予約ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.genifix.jp/us-familydental-caa/p/reserve/first_time/interview

定期健診の詳しい内容はこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓
https://us-familydental.com/preventive_dentistry/

 

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