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金属アレルギーと歯科治療の関係 〜安心して治療を受けるために〜

2025年9月30日

金属アレルギーとは?

金属アレルギー

「アクセサリーをつけると肌がかゆくなる」「ピアスをすると赤く腫れる」──
そんな経験をされたことはありませんか?
これらは金属アレルギーの典型的な症状です。
金属アレルギーとは、体内に入った金属イオンに対して免疫反応が起こり、皮膚や粘膜に炎症を引き起こす状態を指します。

近年、歯科でも金属アレルギーが注目されています。
実はお口の中に入っている銀歯や詰め物、被せ物などの金属が原因で、気づかないうちに体調不良につながることがあるのです。

金属アレルギーの症状とメカニズム

金属アレルギーの症状は、単に皮膚のかゆみや湿疹にとどまりません。

  • 口内炎や舌のヒリヒリ感

  • 手や足の湿疹

  • 顔や首まわりのかぶれ

  • 倦怠感や頭痛

など、全身に広がることもあります。

仕組みとしては、金属が唾液や汗に触れるとイオン化します。
それらが体内のタンパク質と結合して「異物」と認識されることでアレルギー反応が起こります。
特に長期間、口の中に金属が存在する場合は、知らないうちに慢性的な症状が続くこともあります。

医科で疑われる金属アレルギーに関わる疾患

【掌蹠膿疱症】手のひらや足の裏に膿ができる
【汗疱状湿疹】手のひらや足の裏の水ぶくれができる
【扁平苔癬】口の中に白い斑点やレース状の病変ができる

歯科で使われる金属の種類

歯科治療ではさまざまな金属が使われています。代表的なものは以下の通りです。

    • 金銀パラジウム合金(保険診療でよく使う「銀歯」)
      強度があり、費用も比較的安価ですが、パラジウムやニッケルがアレルギーの原因となることがあります。

    • アマルガム(古い治療で使われた銀色の詰め物)
      現在はほとんど使用されませんが、過去の治療で残っている方も少なくありません。

    • 金合金
      生体親和性が比較的高く、アレルギーは起こりにくいとされていますが、100%ではありません。

    • 銀合金
      歯の土台に使われます。
      歯や歯茎が黒く透ける原因になりやすいです。
    • コバルトクロム
      入れ歯に使われる硬い金属です。
  • チタン
    インプラントなどで使用される金属で、アレルギーはまれですが報告例は存在します。

これらの金属は強度や耐久性に優れる一方、アレルギーのリスクを伴う可能性があります。

歯科金属アレルギー

歯科治療と金属アレルギーの関係

「皮膚科で湿疹の治療をしても改善しなかったのに、銀歯を外したらよくなった」というケースは実際にあります。
歯科金属が原因のアレルギーは、体内に常に金属イオンが溶け出している状態が続きます。
そのため慢性化しやすいのです。
また、初めはなんともなかったのに金属が増えることによって後々発現する事もあります。
これにはガルバニック電流が関係している可能性もあります。
お口の中で異種金属が電池の作用を起こし、イオン化することで体内に蓄積されます。

診断にはパッチテストと呼ばれる検査が有効です。
背中や腕にさまざまな金属を貼り付け、48時間後・72時間後に皮膚反応を確認します。
皮膚科での検査になりますが、歯科と連携して行うことで、原因となる金属を特定できます。

金属アレルギーが疑われるときの歯科での対応

もし金属アレルギーが疑われる場合、歯科では次のような対応を行います。

  1. 問診
    症状がいつから出ているか、どのような部位に出るか、過去の治療歴などを確認します。

  2. 皮膚科との連携
    必要に応じてパッチテストを依頼し、原因金属を特定します。

  3. 治療計画の立案
    原因となっている金属を安全に除去し、代替材料で治療します。
    除去の際にはラバーダム防湿や強力な吸引器を用い、金属粉を体に取り込まないよう注意を払います。

こうしたステップを踏むことで、アレルギーによる症状を改善し、安心して治療を受けていただくことが可能になります。

歯科金属アレルギー

メタルフリー治療の選択肢

金属アレルギーのリスクを避ける方法として、メタルフリー治療が注目されています。

  • セラミック
    見た目が美しく、変色しにくい。強度も高く、長期間の使用に適しています。

  • ジルコニア
    「人工ダイヤ」とも呼ばれるほど硬く、耐久性に優れる。奥歯の被せ物にも安心して使用可能です。

  • レジン(樹脂)
    保険適用で一部使える素材。
    セラミックに比べると耐久性は劣りますが、アレルギーの心配はほとんどありません。

  • CAD/CAM
    保険適用で使えるハイブリットレジン
    割れやすいため、削る量が増えます。

これらの素材は金属を含まないため、金属アレルギーのリスクを大幅に減らすことができます。
見た目にも自然で、口元の美しさを守るメリットも大きいです。

ただし、費用面や強度の違いがあるため、患者さんごとのライフスタイルやご希望に合わせて選ぶことが大切です。

まとめ:安心して治療を受けるために

金属アレルギーは、誰にでも起こりうるものです。
「湿疹がなかなか治らない」「口内炎が続く」
といった症状の背景に、実は歯科金属が関わっている可能性があります。

また、すべての歯科金属を除去したからといってすぐに全ての症状が改善するとも限りません。

当院では、患者さんの体質や生活習慣に合わせた治療を提案しています。

必要に応じて皮膚科と連携し、安心して治療を受けられるようサポートいたします。

お口は一生付き合っていく大切な器官です。
いつまでも美味しく食べられる健康なお口を守るために、気になる症状があればぜひご相談ください。

セラミックについて詳しくはこちら
セラミック治療

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