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8020の達成率は61.5%|いい歯の日に知りたい歯の本数

2026年11月3日

8020の達成率をイメージした8020の文字

8020の達成率が、いまどれくらいかご存じでしょうか。

そもそも8020とは、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという目標です。

11月8日は、日本歯科医師会が1993年に定めたいい歯の日です。

実は、令和6年の国の調査で、8020の達成率は61.5%と推計されました。

つまり、80歳のおよそ6割の方が、自分の歯を20本以上残している計算です。

今回は、いい歯の日を前に、8020の達成率と歯を守る習慣についてお伝えします。

8020の達成率は61.5%に上がりました

平成元年から続く8020運動

8020運動は、平成元年(1989年)から続いている歯の健康づくりの取り組みです。

この運動は、厚生労働省と日本歯科医師会が中心になって進めてきました。

では、なぜ20本なのでしょうか。

20本以上の歯があれば、たいていの食べ物を噛んで食べられると言われているからです。

8020の達成率は前回から約10%上昇

厚生労働省は、歯と口の状態を調べる歯科疾患実態調査を行っています。

令和6年の調査は、10月から11月にかけて行われました。

対象になったのは、全国の14,695人です。

その結果、8020の達成率は61.5%と推計されています。

前回の令和4年の調査では51.6%だったので、約10%上がったことになります。

なお、この数字は75歳以上85歳未満の方の歯の本数から推計した値です。

調査の概要は、厚生労働省「令和6年歯科疾患実態調査」の結果(概要)で公開されています。

25年前の8020の達成率は15.3%でした

平成11年(1999年)の調査では、80歳で20本以上の歯がある人は15.3%でした。

つまり、この25年ほどで、8020の達成率はおよそ4倍になったのです。

その背景には、歯みがきの習慣や歯科医院での定期的なケアの広がりがあると考えられます。

8020の達成率を年代別に見ると、どこで歯が減るのでしょうか

8020の達成率が上がる中で食事を楽しむご高齢のご夫婦

令和6年の調査から、20本以上の歯がある人の割合を年代別に見てみましょう。

  • 60〜64歳 91.5%
  • 65〜69歳 82.7%
  • 70〜74歳 72.1%
  • 75〜79歳 61.6%
  • 80〜84歳 61.4%
  • 85歳以上 35.0%

このように、60代に入ると、20本以上の歯がある人の割合が下がり始めます。

特に、85歳以上になると、20本以上の歯がある人は3人に1人ほどです。

なお、45〜49歳では99.7%、55〜59歳でも97.3%の人が20本以上の歯を保っています。

この数字からも、60代以降が歯の本数の分かれ目になっていることがわかります。

また、1人あたりの歯の平均本数は、75〜79歳で19.5本、80〜84歳で19.1本でした。

つまり、50代・60代のうちに歯を守る習慣をつけることが大切です。

その習慣が、80歳になったときの歯の本数につながっていきます。

歯を失う原因は、むし歯だけではありません

歯の痛みで頬をおさえる女性

歯を失う原因というと、むし歯を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、大人が歯を失う大きな原因のひとつが歯周病です。

歯周病とは、歯ぐきや歯を支える骨が、細菌によって少しずつ壊されていく病気です。

さらに、年齢とともに、歯にひびが入ったり割れたりして抜歯になることもあります。

特に、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは、歯に大きな力をかけます。

つまり、歯を守るには、むし歯と歯周病の予防に加えて、歯にかかる力にも気を配る必要があるのです。

8020の達成率が上がったからこそ、気をつけたいこと

残った歯の歯周病に注意しましょう

歯周病で歯ぐきが下がった状態のイラスト

歯が多く残るようになると、今度はその歯を歯周病から守ることが大切になります。

令和6年の調査で、4mm以上の歯周ポケットがある人は、80〜84歳で61.6%でした。

歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目にできるすき間のことです。

このすき間が深くなるほど、歯周病が進んでいるサインになります。

しかし、歯周病は痛みがほとんどないまま進むことが多い病気です。

そのため、自分では気づきにくいという特徴があります。

歯の根元のむし歯にも気をつけましょう

年齢とともに歯ぐきが下がると、歯の根元が見えてくることがあります。

歯の根元は、歯の頭の部分よりもやわらかく、むし歯になりやすい場所です。

もちろん、根元のむし歯は、歯が残っているからこそ起こるトラブルでもあります。

だからこそ、歯の本数だけでなく、残った歯の状態にも目を向けていきたいですね。

8020の達成率が上がった背景にある習慣

歯間ブラシやフロスを使っている人は63.4%

色とりどりの歯間ブラシ

令和6年の調査によると、歯ブラシに加えて歯間の清掃などをしている人は63.4%でした。

この中には、歯間ブラシやフロス、舌の清掃などが含まれます。

男女別に見ると、女性は71.4%、男性は53.9%でした。

歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくい場所です。

そこで歯間ブラシやフロスを使うと、歯ブラシで落としきれない汚れを取り除けます。

1年間に歯科検診を受けた人は63.8%

過去1年間に歯科検診を受けた人の割合は63.8%でした。

前回の調査の58.0%から上がっていて、検診を受ける人は増えています。

さらに、受診した場所で最も多かったのは、かかりつけの歯科医院での定期的な検診でした。

つまり、8020の達成率が上がった背景には、定期的な通院の広がりもありそうです。

いい歯の日に、ご家族の歯も気にかけてみませんか

ご家族で食事を楽しむご高齢の方

文化の日の祝日は、ご家族で食事をする機会もあるのではないでしょうか。

そんなときは、ご両親や祖父母の食事の様子にも目を向けてみてください。

例えば、次のような様子が見られたら、お口のトラブルのサインかもしれません。

  • 硬いものや繊維の多い野菜を避けるようになった
  • 食べこぼしやむせることが増えた
  • 入れ歯が合わず、外していることが多い
  • 口のにおいが前より気になる

もちろん、ご本人がお口の変化に気づいていないこともあります。

そのため、ご家族からやさしく声をかけて、一緒に歯医者へ行くきっかけを作ってあげてください。

8020の達成率に近づくために、いい歯の日に始めたい3つのこと

①歯間ブラシかフロスを1日1回使う

まずは、1日1回、寝る前の歯みがきのあとに歯間ブラシかフロスを使ってみましょう。

歯間ブラシのサイズは、歯と歯のすき間の大きさによって変わります。

自分に合うサイズがわからないときは、歯科衛生士にご相談ください。

②年に1回以上、歯科検診を受ける

次に、痛みがなくても、年に1回以上は歯科検診を受けることをおすすめします。

歯周病や歯の根元のむし歯は、早く見つけるほど治療の負担が少なくて済みます。

③箕面市民歯科健診を活用する

箕面市民歯科健診の無料受診券

最後に、箕面市にお住まいの方は、箕面市民歯科健診もご活用ください。

うえさか歯科・矯正歯科は、箕面市民歯科健診の指定医療機関です。

対象になる年齢や申し込み方法は、箕面市からの案内をご確認ください。

うえさか歯科・矯正歯科の取り組み

8020の達成をたたえるうえさか歯科・矯正歯科の表彰状

うえさか歯科・矯正歯科では、8020を達成された患者さまを表彰しています。

対象は、当院の定期健診に通っていて、80歳で20本以上の歯を保っている方です。

表彰状と一緒に、箕面市の名産品でもあるミソカ歯ブラシをお渡ししています。

また、当院ではSillHaという唾液検査もご用意しています。

シルハ

SillHaは、むし歯や歯周病に関わる項目を数字で確認できる検査です。

ご自身のお口のリスクを知ることが、歯を守る第一歩になります。

定期健診では、歯石取りやクリーニングを行います

専用の器具で歯をクリーニングするイラスト

定期健診では、まず歯や歯ぐきの状態をチェックします。

そのうえで、歯ブラシでは取れない歯石を取り除きます。

さらに、専用の器具を使って、歯の表面の汚れをていねいに落としていきます。

つまり、毎日の歯みがきと定期健診は、歯を守るための両輪なのです。

8020の達成率についてよくある質問

Q. 8020の達成率は、どのように調べているのですか?

A. 厚生労働省の歯科疾患実態調査で、歯科医師がお口の中を診査して調べています。80歳の割合は、75歳以上85歳未満の方の結果から推計しています。

Q. すでに歯が20本より少ない場合は、もう遅いのでしょうか?

A. いいえ、遅くはありません。まず、今ある歯を守ることが大切です。また、失った歯を入れ歯やブリッジなどで補うと、よく噛んで食べられるようになります。

Q. 歯の本数を数える方法はありますか?

A. 鏡を見ながら数えることもできますが、奥歯は見えにくいものです。歯科医院の検診で、歯の本数や状態をあわせて確認できます。

Q. 歯が20本以上あれば、もう安心ですか?

A. 20本以上あっても、歯周病やむし歯が進んでいることがあります。歯の本数とあわせて、歯ぐきの状態や噛み合わせも大切です。

Q. 入れ歯を使っていても、定期健診は必要ですか?

A. はい、必要です。入れ歯が合っているか、残っている歯や歯ぐきに問題がないかを定期的に確認します。合わない入れ歯をそのまま使うと、残っている歯に負担がかかることもあります。

Q. 歯科検診はどのくらいの間隔で受ければよいですか?

A. お口の状態によって異なりますが、年に1回以上が目安です。歯周病がある方は、3〜6か月ごとのメンテナンスをおすすめすることもあります。

まとめ

笑顔のご家族とご高齢のご両親

令和6年の調査で、8020の達成率は61.5%と推計されました。

25年前の15.3%と比べると、およそ4倍に増えています。

ただし、60代からは、20本以上の歯がある人の割合が下がり始めます。

そのため、歯間ブラシやフロスを使う習慣と、定期的な歯科検診が大切です。

11月8日のいい歯の日をきっかけに、ご自身やご家族の歯を見直してみませんか。

うえさか歯科・矯正歯科は19:00まで診療しており、無料駐車場も7台ご用意しています。

医院の入口はバリアフリーなので、ご高齢のご家族と一緒にご来院いただけます。

歯を守るケアについては、予防歯科のページをご覧ください。

通院が難しいご家族には、訪問診療のページもご用意しています。

ご相談とご予約について

気になることがあれば、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の監修
監修 理事長 上坂宗敬
上坂 宗敬(うえさか むねゆき)
医療法人友敬会 理事長/うえさか歯科・矯正歯科 歯科医師
2013年 松本歯科大学歯学部卒業
2021年 うえさか歯科開院
2026年 医療法人友敬会 理事長就任
所属:日本歯科医師会、大阪府歯科医師会、箕面市歯科医師会、日本アライナー矯正歯科研究会(JAAO)、日本床矯正研究会、日本臨床歯周病学会 ほか

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