こんにちは。
箕面市瀬川の歯医者、うえさか歯科です。
今日はちょっと聞きなれない言葉を説明いたします。
普段歯医者に行って虫歯も歯周病もないと言われるのに、歯が痛かったり、しみたり、噛んで痛かったりはありませんか?
その症状はすべてTCHが原因かもしれません。
歯ぎしりや食いしばりを自覚している方は是非読んでいただきたい内容になります。
TCHとは
Tooth Contacting Habitの略で日本語にすると上下歯列接触癖です。
皆さんは普段口を閉じているときに、
普段なにもしていない状態では、上下の歯は約1~
こちらは安静空隙とも言われています。
上下の歯は本来は1日17.
これは食事時に噛んでいる時、
TCH(歯列接触癖)はこれが出来ておらず、
TCHが原因で起こること
歯にかかる悪い力といえば、歯ぎしり、くいしばり、
TCHはこれらに比べて、
しかし働きかける時間が長時間なため、
歯医者に通っていて問題はないと言われるが
痛みがとれない
歯が染みるのが治らない
入れ歯の調整をしてもらってもしばらくすると痛みが出る
などといった症状はこのTCHが原因となって引き起こされている
TCHが慢性化すると
TCHは癖であり、
人間は緊張したときや、集中したとき、
その状態が繰り返されることが続くと脳が慣れ、
歯を触れさせているほうが楽だったり落ち着くと感じるようになり
短時間の接触であれば問題はないのです。
通常であれば1日に約20分程度しか接触していないはずが、
例えるならずっと正座をしたままであれば足がどうなるかという感
顎関節症をお持ちの方は、
TCHが原因で起こるトラブル
またTCHをそのままにしておくと、
原因が明らかではないのに歯が痛くなる
歯周病が悪化する
知覚過敏が繰り返す
歯の根の治療中に歯の痛みがとれないといったことを引き起こしま
また、歯に舌やほっぺたを絶えず押し付けてしまうことにより
誤って噛んだり
口内炎がよくできる
噛むときに使う筋肉が疲労して、
他にも歯や詰め物に常に力や揺さぶりが加わり続けることにより
詰め物が外れやすくなったり
歯にひびが入ったり割れる
インプラントを入れている方はネジが緩むことにつながる可能性が
入れ歯の方は入れ歯が割れやすくなります。
入れ歯が絶えず粘膜に押し付けられているため血行が阻害され傷や
TCHは無意識でやってしまっているために、
睡眠時にも影響
TCHはブラキシズムという、
歯ぎしりや食いしばりが、
歯ぎしりや食いしばりが起床時に症状が強く現れ、
対し、
これがひどくなると日中も寝ている時も食いしばったりするのが正しいと脳が錯覚します。
そうすると一日中ループすることになります。
診断
TCHは現在客観的な方法で判定することが一般的です。
舌や頬に歯の痕がついている、歯がすりへっている、
また、自分で決まった時間にチェックすることでも自覚はできます。
治療
これは癖なので治療とは違うのかもしれませんが、治療法の一例として、習慣逆転法を紹介します。
まず最初のステップとして、
次に、自分がよくいる場所や作業机などの見える場所を探します。
そこに「
これにより歯列接触癖を自分に気づかせるようにトレーニングをします。
この時、
もし触れていた場合は大きく深呼吸をし、
そして自然と歯と歯を離します。
このように癖に気がついたら、
前述したようにTCHは癖なので、
例えば、ほおづえをつく、爪をかむなどといった癖のように。
対症療法
また、対症療法にはなりますがマウスピースを作ったり、ボツリヌス療法などがあります。
これらはTCHによって起こった症状に対するアプローチになります。
ボツリヌス療法について詳しくは下記をご覧ください。
https://us-familydental.com/anti_aging/
まとめ
TCH、歯列接触癖はお口のあらゆるトラブルを引き起こす原因となります。
まずはしっかり自覚することが大事です。
日々の生活を見直してみましょう。
自覚があれば歯科医院を受診してください。
あなたに合ったアドバイスを受けられるかと思います。
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