
歯ブラシの交換時期、なんとなく決めていませんか?
まだ使えそうだからと、同じ歯ブラシを何ヶ月も使っている方は少なくありません。
ところが、毎日使う歯ブラシは、見た目以上に傷んでいるものです。
交換が遅れると、同じように磨いていても汚れが落ちにくくなるかもしれません。
この記事では、歯ブラシの交換時期の目安と、寿命を見分ける3つのサインをお伝えします。
電動歯ブラシの替えブラシや、体調を崩したあとの交換についてもご紹介します。
歯ブラシの交換時期は1ヶ月が目安

歯ブラシの交換時期は、1ヶ月に1回が目安とされています。
朝と夜の1日2回磨く方なら、およそ60回使ったころです。
日本歯科医師会も、1ヶ月に1回程度、少なくとも3ヶ月に1回は交換するよう案内しています。
詳しくは、日本歯科医師会のテーマパーク8020(ブラッシング)でも紹介されています。
毛先が開くと汚れが落ちにくくなる
歯ブラシの毛先は、使うたびに少しずつ外へ広がっていきます。
毛先が開くと歯の面にまっすぐ当たらず、汚れをかき出す力が弱まります。
新品のほうきと、使い古したほうきを思い浮かべてみてください。
先がばらけたほうきでは、丁寧に掃いても細かなゴミが残ってしまいます。
お口の中でも、それと同じことが起きているのです。
とくに、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目は磨き残しが増えやすい場所です。
毛の根元には細菌が残りやすい
使ったあとの歯ブラシには、お口の中の細菌が付いています。
水で流しても、毛の根元までは落としきれないことがあります。
さらに、湿ったままにしておくと、細菌が増えやすい環境になります。
長く使った歯ブラシほど、清潔さの面でも気になってくるのです。
1ヶ月もたずに開くなら、磨く力が強すぎるかも
なかには、1〜2週間で毛先が開いてしまう方もいます。
その場合は、歯ブラシの寿命というより、磨く力が強すぎるのかもしれません。
強くこすりすぎると、歯ぐきが下がったり、歯の根元がすり減ったりすることもあります。
そこで、早く開く方は、交換の回数より先に力加減を見直してみてください。
力加減のコツは、このあとの長持ちさせる使い方の章でご紹介します。
歯ブラシの寿命を見分ける3つのサイン

1ヶ月という目安とは別に、歯ブラシの状態からも交換時期がわかります。
次の3つを、洗面所で確かめてみてください。
- 後ろから見て、毛先がヘッドからはみ出している
- 指で押すと、毛が倒れたまま戻りにくい
- 毛の根元が黒ずんでいる、なかなか乾かない
1つでも当てはまる場合は、使い始めて1ヶ月たっていなくても交換をおすすめします。
サイン1 毛先が外に広がっている
歯ブラシを裏返し、ヘッドの後ろ側から見てみましょう。
毛先がヘッドの横からはみ出していたら、交換のサインです。
新しい歯ブラシと並べると、違いがよくわかります。
実は、少し開いただけでも汚れを落とす力は落ちるとされています。
サイン2 毛の弾力がなくなっている
毛先を指で軽く押してみてください。
新しい歯ブラシは、押してもすぐに元へ戻ります。
一方、古くなった歯ブラシは、倒れたまま戻りにくくなります。
この弾力の差が、汚れを落とす力の差につながります。
毛先がチクチクする場合も、歯ぐきを傷つけるおそれがあるので替えどきです。
サイン3 根元の黒ずみや乾きにくさ
毛の根元に、黒ずみや変色がないかも見ておきましょう。
汚れがたまり、細菌が増えているのかもしれません。
振っても水が切れにくく、いつまでも湿っている歯ブラシも要注意です。
この場合は、使った期間に関係なく新しいものに替えてください。
1ヶ月を待たずに交換したいタイミング

歯ブラシの交換時期は、1ヶ月のほかにも考えておきたい場面があります。
風邪やインフルエンザが治ったあと
風邪やインフルエンザが治ったら、歯ブラシを新しくしておくと安心です。
体調を崩している間に使った歯ブラシには、菌やウイルスが付いているかもしれません。
これから冬にかけては、感染症がはやりやすい季節です。
家族に体調を崩した人がいるときは、歯ブラシ同士がふれないように保管しましょう。
床に落としたときや、子どもが噛んだとき
床やトイレの近くに落とした歯ブラシは、思いきって交換しましょう。
お子さんに歯ブラシを噛む癖があると、1ヶ月たたずに毛先が開くことがあります。
そのため、お子さんの歯ブラシは大人よりこまめに確認してください。
電動歯ブラシの替えブラシの交換時期

電動歯ブラシも、ブラシ部分は消耗品です。
替えブラシの交換時期は、多くのメーカーが約3ヶ月を目安にしています。
(※製品によって異なるため、説明書をご確認ください)
とはいえ、毛先が開いたり根元が汚れたりしたら、3ヶ月を待たずに替えましょう。
毛の色が薄くなると、交換の合図になる替えブラシもあります。
本体のバッテリーも年数とともに弱くなるので、動きが鈍いと感じたら点検してみてください。
歯ブラシを長持ちさせる使い方と保管

力を入れすぎない
歯ブラシが早く傷む大きな原因は、力の入れすぎです。
磨くときの力は、150〜200グラムほどが目安とされています。
キッチンスケールに歯ブラシを軽く押し当てると、どのくらいの力か確かめられます。
鉛筆を持つように握ると、自然と力が入りすぎなくなります。
使ったあとは根元まで洗う
磨き終わったら、流水で毛の根元までよく洗い流します。
指で毛を軽くもむようにすると、根元の汚れも落ちやすくなります。
乾きやすい場所で保管する
洗ったら水をよく切り、ヘッドを上にして風通しのよい場所に立てておきましょう。
濡れたままキャップをしたり、引き出しにしまったりするのは避けてください。
湿った状態が続くと、細菌が増えやすくなるからです。
2本を朝用と夜用に分けて使うと、それぞれがしっかり乾きます。
ただし、この方法でも交換時期は1本ずつ1ヶ月が目安です。
歯ブラシの選び方

毛の硬さ
歯ブラシの毛には、やわらかめ、ふつう、かための3種類があります。
迷ったときは、ふつうを選ぶ方が多いでしょう。
やわらかめは、歯ぐきが敏感な方や、歯ぐきから血が出やすい方に向いています。
ただし、汚れを落とす力はやや控えめなので、時間をかけて磨く必要があります。
一方、かためは汚れを落としやすい反面、力が強いと歯や歯ぐきを傷めることがあります。
ヘッドの大きさ
ヘッドは、上の前歯2本分ほどの小さめが使いやすいとされています。
大きなヘッドは広い範囲を一度に磨けますが、奥歯の裏側などには届きにくくなります。
小さめなら、お口の奥や歯並びが重なった部分にも当てやすくなります。
うえさか歯科・矯正歯科で扱っている歯ブラシ
うえさか歯科・矯正歯科では、歯科医院向けの歯ブラシも取り扱っています。
ここでは、患者さんによく選ばれている3本をご紹介します。
ルシェロB20ピセラ|小さめヘッドで細かいところまで

ヘッドもハンドルもスリムな、小回りのきく歯ブラシです。
もともとは、歯の生え変わり期の10代や、お口の小さな女性を想定して作られています。
先端に毛を多く植えた形で、毛の長さにも段差がつけてあります。
そのため、奥歯の溝や歯と歯の間、生えかけの永久歯のまわりにも当てやすくなっています。
磨き残しを減らしたい方や、細かく動かしたい方に向いている1本です。
バトラー ハブラシ #025 NEO|毎日使いやすいスタンダード

歯科医院でもよく見かける、定番ブランドのベーシックな歯ブラシです。
ヘッドは薄めで大きすぎず、前歯の裏側や奥歯の奥にも入りやすい形です。
クセが少なくバランスがよいので、まず1本選びたい方に合っています。
CURAPROX 5460|やわらかな磨き心地

5460という名前は、植えられている毛の本数を表しています。
極細のやわらかい毛が高い密度で植えられていて、歯と歯ぐきを包むような当たりです。
強くこすらなくても汚れを落としやすく、つい力が入ってしまう方にも向いています。
歯ぐきから血が出やすい方や、しみる症状が気になる方、矯正中の方にも選ばれています。
どれが合うかわからないときは、歯科衛生士にお気軽にお尋ねください。
(※取り扱い商品は変更になることがあります)
うえさか歯科・矯正歯科の歯みがきサポート

歯並びや歯ぐきの状態によって、合う歯ブラシや磨き方は変わります。
うえさか歯科・矯正歯科では、初診や定期検診のときにお口の中をよく確認します。
そのうえで、歯ブラシの硬さや形、磨き方をその方に合わせてご提案しています。
定期検診では、染め出し液で磨き残しを確かめることもあります。
自分では気づきにくい磨き癖がわかるので、改善の方法を一緒に考えていきます。
歯科衛生士によるクリーニングでは、セルフケアで落としきれない汚れも取り除きます。
保育士資格をもつスタッフによる無料託児があり、19時まで診療しています。
無料駐車場も7台あるので、お子さん連れの方やお仕事帰りの方も通いやすい環境です。
歯ブラシの交換時期についてよくある質問

Q1. 毛先が開いていなければ、1ヶ月以上使っても大丈夫ですか?
見た目に変化がなくても、毛の弾力は少しずつ落ちています。
根元に、目に見えない汚れがたまっていることもあります。
1ヶ月を過ぎたら、見た目がきれいでも交換をおすすめします。
Q2. 子どもの歯ブラシも1ヶ月で替えますか?
お子さんの歯ブラシも、1ヶ月が目安です。
むしろ、噛んでしまうことが多いぶん、毛先が早く開く傾向があります。
仕上げみがき用は、お子さんが自分で磨く歯ブラシとは別に用意しておくと安心です。
保護者の方だけが使えば毛先が傷みにくく、よい状態を保ちやすくなります。
Q3. 除菌すれば長く使えますか?
除菌グッズなどで清潔にしても、毛の弾力までは戻りません。
熱湯につけると、毛が変形する原因になることもあります。
清潔に保つ工夫はしつつ、交換時期の目安は守りましょう。
Q4. 旅行用の歯ブラシはどうすればいいですか?
使う回数が少なければ、数ヶ月もつこともあります。
ただし、ケースに入れたまま湿った状態で置いておくと、細菌が増えやすくなります。
帰宅したらよく洗って乾かし、次に使う前に状態を確かめてください。
Q5. 歯ブラシはどこで買えばいいですか?
ドラッグストアやスーパーで買える歯ブラシでも、問題ありません。
一方で、歯科医院向けの歯ブラシには、毛先の加工や毛の密度を工夫したものが多くあります。
自分に合う1本がわからないときは、歯科医院で相談してみるのもひとつの方法です。
まとめ:歯ブラシの交換時期を習慣にしましょう
歯ブラシの交換時期は、1ヶ月が目安です。
ただし、毛先の開きや弾力の低下、根元の汚れが見られたら、それより早く替えましょう。
毎月1日を交換日にするなど、自分なりのルールを決めると忘れにくくなります。
カレンダーやスマートフォンに、次の交換日を記録しておくのもおすすめです。
まずは、今お使いの歯ブラシを後ろから眺めてみてください。
磨き方や歯ブラシ選びに迷ったら、うえさか歯科・矯正歯科にご相談ください。
歯ブラシを新しくしたら、磨く順番も見直してみませんか。
順番を決めておくと、磨き残しを減らしやすくなります。
電動歯ブラシに替えるか迷っている方は、こちらの記事もご覧ください。
電動歯ブラシvs手磨き、結局どっちが良いの?歯科衛生士の本音を公開
2021年 うえさか歯科開院
2026年 医療法人友敬会 理事長就任
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