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噛む力が学力を変える?よく噛んで食べる習慣が脳に与える影響

2026年3月17日

目次

噛む力は、歯や口の健康だけの話ではありません。

噛む力

「うちの子、食べるのが早くてよく噛んでいないみたい」

「最近、集中力が続かないと担任の先生に言われた」

そんなお悩みを抱えているお母さん・お父さん、実はその2つは深く関係しているかもしれません。

脳の発達、集中力、さらには学習能力にも影響を与えることが、近年の研究でわかってきています。

進級・進学を控えたこの時期だからこそ、改めて食習慣と噛む力について考えてみましょう。

大阪府箕面市のうえさか歯科・矯正歯科では、お子さまの口腔発達と食育を大切にしたサポートをおこなっています。

なぜ今、噛む力が注目されているのか

近年、子どもの食生活は大きく変わっています。

やわらかいパン、ゼリー飲料、口の中でとろける食品。

便利で食べやすいものが増えた一方で、しっかり噛む機会が減っています。

ある調査では、現代の子どもが1回の食事で噛む回数は、戦前と比べて半分以下になったというデータも報告されています。

つまり、噛む力が育ちにくい環境になっているということです。

しかも、噛む力の低下は口の中だけの問題ではありません。

全身の発育や脳の働きにも影響することが、歯科医学や栄養学の分野で注目されています。

噛む力と脳の関係――科学的に何がわかっているのか

噛むことで血流が増え、脳が活性化する

食べ物を噛むとき、顎の筋肉が動きます。

その動きによって頭部への血流が増え、脳に酸素や栄養が届きやすくなります。

結果として、記憶力・集中力・思考力といった学習に直結する脳機能が高まるとされています。

たとえば、テスト前にガムを噛むと集中力が上がるという話を聞いたことがあるでしょうか。

あれは根拠のない話ではなく、咀嚼による脳活性化の効果を利用した実践です。

咀嚼が海馬を刺激する

海馬は、記憶に深く関わる脳の部位です。

咀嚼によって海馬が刺激されることで、学習した内容を定着させる働きが高まると考えられています。

言い換えると、よく噛んで食べる習慣が、勉強した内容の定着率を高める可能性があるということです。

「食事の時間が学習の時間にもなる」と聞くと、少し驚くかもしれません。

しかし、毎日の食卓での噛む行為が、お子さまの脳をトレーニングしているのだとしたら、食習慣は見直す価値があります。

情緒の安定にも噛む力がかかわっている

さらに、咀嚼にはセロトニンの分泌を促す効果もあるとされています。

セロトニンは、気持ちの安定や幸福感に関係する神経伝達物質です。

よく噛んで食べる子どもは、感情のコントロールがしやすくなる可能性があります。

落ち着いて授業に臨めるかどうか。

友達とのトラブルに冷静に対処できるかどうか。

そういった「生きる力」にも、噛む力は関わっているのです。

噛む力が弱いと、どんな問題が起きるのか

では実際に、噛む力が弱い状態を放置するとどうなるでしょうか。

歯科的な視点から整理してみます。

噛む力の低下が引き起こすおもな問題

  • 顎の発達が遅れ、歯並びが乱れやすくなる
  • 食べ物をうまく消化できず、消化不良が起きやすくなる
  • 表情筋が発達せず、顔つきに影響が出ることがある
  • 口呼吸になりやすく、集中力の低下や睡眠の質の悪化につながることがある
  • 言葉の発音に影響が出る場合がある

特に、顎の発達と歯並びの問題は深刻です。

顎が十分に発達しないと、歯が生えてくるスペースが足りなくなります。

そうなると、歯が重なったり、前に飛び出したりといった歯列の乱れにつながります。

歯並びが乱れると噛み合わせも悪くなります。

すると、さらに噛む力が弱くなる……という悪循環が生まれてしまいます。

お子さまのこんなサインに気づいていますか?

以下のような様子が見られる場合、噛む力に課題がある可能性があります。

  • 食べるのがいつも早い(早食いぐせがある)
  • かたいものを嫌がる、または避ける
  • 口をあけたまま食べることが多い
  • 食事中に口の中に食べ物がたまる
  • よく食べ物をこぼす
  • いつも口をぽかんと開けている(口呼吸ぎみ)

これらは親御さんが日常的に観察しやすいサインです。

ひとつでも気になる点があれば、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。

家庭でできる!噛む力を育てる食習慣のヒント

噛む力は、毎日の食事の中で育てていくことができます。

難しく考えなくて大丈夫です。

日常の小さな工夫から始めましょう。

食材・調理の工夫ポイント
根菜(ごぼう・れんこん・にんじん)噛みごたえがあり、顎のトレーニングに最適
切り干し大根・干ししいたけ乾物は噛む回数が増える食材の代表格
ご飯(白米・雑穀米)液体でながし込まず、しっかり噛む練習に
りんご・梨・セロリシャキッとした食感が噛む意識を高める
ひじき・きんぴらごぼう和食の副菜は咀嚼回数を自然に増やしてくれる

また、食事中の環境づくりも大切です。

  • テレビやスマートフォンを消し、食事に集中できる環境をつくる
  • 30回噛むことを目標に、楽しみながら数える習慣をつける
  • 水やお茶で食べ物を流し込まないように声がけをする
  • 親御さんも一緒によく噛む姿を見せる(子どもは真似をします)

「30回噛む」は難しく感じるかもしれません。

でも、最初は10回でも構いません。

少しずつ回数を増やしていくことが、習慣化への近道です。

歯並びと噛む力の関係――矯正治療の視点から

どれだけ食習慣を整えても、歯並びに問題があると十分な噛む力が発揮されないことがあります。

そのため、歯科的なアプローチも重要です。

噛み合わせが悪いと、噛む力は十分に発揮できない

歯並びが乱れていると、上下の歯がうまく合わさりません。

一部の歯だけに力が集中したり、噛むべき場所で噛めなかったりします。

その結果、顎全体の筋力が均等に発達しにくくなります。

矯正治療によって歯並びを整えることで、噛む力を効率よく使えるようになります。

噛む力が改善されると、先ほどご紹介した脳への好影響も期待しやすくなります。

子どもの矯正治療は「早期発見」がカギ

子どもの矯正は、大人と異なり「成長を利用した治療」ができます。

顎の骨がまだ柔軟な時期に介入することで、骨格レベルからの改善が期待できます。

一般的に、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期(6〜12歳前後)が、矯正相談の適切な時期とされています。

ただし、状態によってはさらに早い時期からの対応が有効なケースもあります。

うえさか歯科・矯正歯科が大切にしていること

うえさか歯科・矯正歯科(大阪府箕面市瀬川3-1-3)は、お子さまの口の健康と成長を長期的に支えることを大切にしています。

「噛む力」から子どもの将来を考える歯科医院

当院では、虫歯や歯並びの治療にとどまらず、口腔機能全体の発達を視野に入れた診療をおこなっています。

噛む力・飲み込む力・舌の動かし方など、お口のトータルな機能に目を向けたアプローチが特徴です。

「噛む力が弱い気がする」「口呼吸が気になる」「歯並びが心配」といったお悩みに対して、一人ひとりの状態をていねいに確認しながら、最適な対応をご提案しています。

言語聴覚士との連携で、口腔機能を多角的にサポート

当院の大きな特徴のひとつが、言語聴覚士との連携です。

言語聴覚士は、話す・聞く・食べる・飲み込むといった機能の専門家です。

歯科的な視点だけでは見えにくい、舌の動かし方・飲み込みのクセ・発音の問題なども、専門的な立場からアセスメントできます。

たとえば、こんなケースで連携が役立ちます。

  • 食べ物をうまく飲み込めず、よくむせる
  • 舌が前に出るクセ(舌突出癖)があり、歯並びに影響している
  • 言葉の発音が不明瞭で、滑舌が気になる
  • 口呼吸がなかなか改善しない

これらの問題は、歯科治療だけでは解決しきれない場合があります。

そのため、当院では必要に応じて言語聴覚士と情報を共有しながら、お子さまの口腔機能を多角的にサポートしています。

歯並びと機能、両方からアプローチできることが、うえさか歯科の強みです。

歯科衛生士によるあいうべ体操の指導

あいうべ体操

当院では、歯科衛生士があいうべ体操の指導をおこなっています。

あいうべ体操とは、「あー・いー・うー・べー」と口を大きく動かす、シンプルな口腔体操です。

毎日続けることで、舌・唇・頬の筋肉をバランスよく鍛えられます。

この体操、実は噛む力の土台づくりにも役立ちます。

口周りの筋肉がしっかり動くようになると、食べ物を正しく噛める姿勢が整い、口呼吸の改善にもつながります。

口呼吸が改善されると、鼻呼吸が促され、睡眠の質や集中力にもよい影響が出るとされています。

あいうべ体操は、道具も費用も必要ありません。

お風呂上がりや就寝前など、生活の中に組み込みやすいのも魅力です。

当院では、歯科衛生士がお子さまの状態に合わせてやり方を丁寧にお伝えしています。

お家で正しく続けられるよう、親御さんへの説明も大切にしています。

矯正歯科専門の知識と、小児歯科への深い理解

当院は矯正歯科を専門的に取り扱っており、子どもの成長に合わせた矯正治療のタイミングや方法を的確にご提案できます。

また、小さなお子さまでも安心して通えるよう、院内の雰囲気づくりやコミュニケーションにも配慮しています。

詳しくは小児矯正のページをご覧ください。

地域に根ざした、継続的なサポート

箕面市瀬川エリアを中心に、地域のご家族の健康を長年にわたり支えてきました。

定期的なメンテナンスや成長の確認を通じて、お子さまの口の発育をともに見守っていきます。

「かかりつけ歯科医」として、疑問や不安をいつでも相談できる環境を大切にしています。

わかりやすい説明と丁寧なカウンセリング

専門用語をできるだけ使わず、お子さまにも親御さんにもわかりやすい言葉で説明することを心がけています。

治療前にしっかりと現状を共有し、疑問点にも丁寧にお答えします。

「何が問題で、どう対処するのか」を納得した上で進めていただける診療スタイルです。

よくあるご質問

Q. 何歳から矯正相談をしていいですか?

A. 気になることがあれば、年齢に関わらずいつでもご相談いただけます。

早い段階で状態を把握しておくことで、適切な時期に的確な対応が取れます。

一般的には、乳歯が生えそろう3~4歳頃から相談を受け付けている歯科医院が多く、当院も同様です。

まずはお気軽にご来院ください。

Q. 子どもの噛む力が弱いかどうか、自分では判断できません。

A. 親御さんの目からは判断が難しい場合も多いです。

歯科では、噛み合わせの状態・顎の発育・舌や口唇の動きなどを総合的に確認します。

「なんとなく気になる」という感覚は大切なサインです。

お気軽にご相談ください。

Q. 矯正治療は子どもにとって負担が大きいですか?

A. 使用する装置の種類や治療内容によって異なります。

子どもの矯正では、取り外しができる装置を使うケースも多く、生活への影響を最小限に抑えた治療が可能な場合があります。

当院では、お子さまの状態と生活スタイルに合った方法をご提案しています。

Q. 食事の工夫だけで噛む力は改善できますか?

A. 食習慣の改善は噛む力を育てる上で非常に大切です。

ただし、歯並びや顎の発達に問題がある場合は、歯科的なサポートを並行することでより効果的に改善できます。

食事の工夫と歯科での管理を組み合わせることをおすすめしています。

Q. あいうべ体操はどんな子どもに向いていますか?

A. 口呼吸ぎみのお子さま、舌の力が弱い、滑舌が気になる、噛む力を底上げしたいといったケースに取り組んでいただきやすい体操です。

特別な道具は不要で、毎日少しずつ続けることが大切です。

当院では歯科衛生士がお子さまの状態を確認しながらやり方をご説明しています。

まずは受診時にお気軽にお声がけください。

Q. 言語聴覚士との連携とは、具体的にどういうことですか?

A. 舌の動き・飲み込みのクセ・発音の問題など、歯科の視点だけでは対応しきれない口腔機能の課題について、言語聴覚士と情報を共有しながらサポートをおこなう体制です。

歯並びの問題が舌のクセと関係していることもあるため、専門家が連携することでより的確な対応が可能になります。

気になる点がある場合はご相談ください。

Q. 初めての受診で、何を持っていけばいいですか?

A. マイナンバーカード・医療証(お持ちの方)をご持参ください。

初診時は、現在のお口の状態の確認と、ご心配な点のヒアリングを中心におこないます。

治療をすすめるかどうかは、状態を確認してからご相談しますので、まずは気軽にお越しください。

まとめ――噛む力を育てることは、子どもへの最高の贈り物

進級・進学を控えたこの時期、学習に備えて参考書や塾を検討するご家庭も多いでしょう。

でも、噛む力という視点から子どもの成長を見直すことも、同じくらい大切な準備かもしれません。

毎日の食卓で、少しだけ噛む回数を意識してみてください。

そして、口の中が気になったら、ぜひ一度うえさか歯科・矯正歯科にご相談ください。

お子さまの笑顔と健やかな成長のために、私たちが全力でサポートします。

お子さまの噛む力・歯並び・お口の発育について、

気になることがあればお気軽にご相談ください。

初診カウンセリングは丁寧におこなっています。

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