院内ミリングマシンを新規導入しました
突然ですが、歯医者での治療に対して「時間がかかる」「何度も通わなければならない」
「型取りが苦手」といったイメージをお持ちではありませんか?
虫歯を削った後、仮歯で1週間過ごし、また来院して調整……。
お仕事や家事で忙しい現代人にとって、この通院期間は大きな負担となってきました。
当院では、そうした患者様の負担を劇的に軽減し、より精度の高い治療を提供したいという想いから、このたび最新鋭の「歯科用ミリングマシン」を導入いたしました。
この導入により、当院の歯科治療は「アナログ」から「デジタル」へと完全に進化しました。
今回は、このミリングマシンが皆様の歯の健康と生活をどう変えるのか、その魅力を詳しく解説していきたいと思います。

1. ミリングマシンとは何か?
「ミリングマシン」という言葉を初めて耳にする方も多いかもしれません。
日本語では「歯科用加工機」と呼ばれます。
これは、CAD/CAM(キャドキャム)システムの一部です。
スキャン: お口の中を専用の小型カメラで3Dスキャンし、コンピュータに取り込みます。
設計: コンピュータ上で、患者様の噛み合わせや歯の形に完璧にフィットする被せ物をデザインします。
加工: その設計データをもとに、このミリングマシンがセラミックなどのブロックを精密に削り出すのです。
これまで歯科技工士が数日かけて手作業で行っていた工程を、高精度のロボットが数十分で行う。
2. 患者様が得られる「5つの革命的なメリット」
ミリングマシンの導入は、単に機械が新しくなっただけではありません。
患者様の体験そのものを変える5つのメリットがあります。
① 「通院回数」と「待ち時間」の劇的な短縮
最大の利点は、何と言ってもスピードです。
これまでは、型取りをしてから技工所に発注し、郵送の往復を含めて完成まで1週間〜10日ほど待つのが一般的でした。
しかし、院内にミリングマシンがある現在は、その場で設計・加工が可能です。
症例によりますが、最短であれば「その日のうちに」白い歯を入れて帰ることも。
「来週大事なプレゼンがある」「結婚式までに歯を綺麗にしたい」といった急ぎのニーズにもお応えできるようになりました。
うえさか歯科で多いのは「来月海外へ行くから早く直してほしい」です。
しかし、技工所に発注が必要な治療は納期が決められています。
今まではもっと早く通院してくれたら良かったのに、でしたがこれからは最短当日で治療完了します。
② 精度向上による「長持ちする治療」
人間の手作業にはどうしても限界や体調による微差が生じますが、ミリングマシンは常に0.01mm(10ミクロン)単位の精度で動き続けます。
この「精度の高さ」は、見た目の美しさ以上に、歯の寿命に関わります。
歯と被せ物の間にわずかな隙間(ギャップ)があると、そこから細菌が入り込みます。
そして、中で再び虫歯になる「二次カリエス」の原因となります。
ミリングマシンが削り出す高精度な補綴物は、ご自身の歯と一体化するようにフィットするため、治療した歯を圧倒的に長持ちさせることができるのです。
③ あの「型取り」の不快感からの解放
「あのピンク色のドロドロした材料(印象材)を口に入れられるのが苦手……」
という方は非常に多いです。
嘔吐反射が強い方にとっては、歯科治療の中で最も苦痛な時間かもしれません。
ミリングマシンを核とするデジタル治療では、多くのケースでスキャナーを使用します。
お口の中をカメラでなぞるだけなので、苦しさはほとんどありません。
また、変形のリスクがある石膏模型を作らなくて済むため、最初から最後まで清潔で精密なデータ管理が行えます。
デジタルスキャナー『光学印象』についてはこちらもご覧ください。
口腔内スキャナー(光学印象)がおすすめな理由
④ 高品質な材料による「審美性」と「安全性」
ミリングマシンで使用するのは、工場で厳格に品質管理され、均一な密度で作られた「セラミック」や「ジルコニア」のブロックです。
見た目: 天然の歯に近い透明感と色調を再現できます。
耐久性: 非常に硬く、すり減りにくいため、長期間お口の中で安定します。
生体親和性: 金属を使用しない「メタルフリー治療」が可能なため、金属アレルギーの心配がなく、歯ぐきが黒ずむこともありません。
⑤ データの半永久的な保存
デジタルデータの大きな利点は、紛失や破損のリスクがないことです。
もし数年後に、不慮の事故などで被せ物が欠けてしまったとしても、当院には当時の設計データが保存されています。
再度型取りをすることなく、前と同じ形の歯を迅速に再現することが可能です。
これはデジタルならではの安心感と言えるでしょう。
3. なぜ今、当院が「内製化」にこだわったのか
世の中には、まだ外注(外部の技工所)に頼っている歯科医院も多くあります。
もちろん技工所の職人技も素晴らしいものですが、あえて当院が「院内でのミリング」にこだわった理由は、「歯科医師と製作工程の距離をゼロにしたかった」からです。
院内で加工を行うことで、削っている途中の状態を歯科医師が直接確認し、「もう少しだけここを調整しよう」といった細かな微調整がリアルタイムで行えます。
この「対話のあるモノづくり」こそが、患者様の満足度を最大化させると信じています。
4. 「金」より高い!? 金属高騰から患者様を守るために
今、歯の詰め物や被せ物に使われる「歯科用金銀パラジウム合金(金パラ)」の価格が、世界情勢の影響で異常なほど高騰しています。
一時は「金」の価格を上回るほどの高値となり、現在も高止まりの状態が続いています。
金属に頼らない「メタルフリー」という選択肢
ミリングマシンの導入により、当院では金属に代わる「高品質なセラミックやジルコニア」を、よりスムーズかつ適正なコストで提供できるようになりました。
経済的安定: 材料価格が乱高下する金属に依存せず、安定した品質のセラミックブロックを使用することで、患者様への負担を最小限に抑えます。
体への優しさ: 金属高騰を機に、当院では「メタルフリー(金属を使わない)治療」をさらに推進しています。
金属アレルギーの心配がなく、歯ぐきが黒ずむこともありません。
セラミック治療は、今の時代に最も適した選択です。
5. 深刻な「歯科技工士不足」への対応
もう一つの大きな問題が、歯の被せ物を作る専門職である「歯科技工士」の不足です。
現在、若手の技工士離れが深刻化しており、熟練の技工士も高齢化が進んでいます。
「作れる人がいない」という未来を防ぐ
このままでは、「型取りをしても、作ってくれる技工所が見つからない」「完成まで1ヶ月待ち」
といった事態が現実味を帯びてきています。
当院がミリングマシンを導入し、院内で「内製化」を進める理由はここにあります。
待ち時間の解消: 外部の技工所に頼り切るのではなく、院内で設計・加工を完結できます。
世の中の技工士不足に左右されることなく、スピーディーに新しい歯をお届けします。デジタルの継承: 熟練の技工士の「技」をデジタルデータとして活用し、ミリングマシンが精密に再現。
テクノロジーの力で、職人不足という社会問題を乗り越え、質の高い治療を維持します。
6. 治療の流れ:デジタル治療を体験してみませんか?
ミリングマシンを使った治療は、非常にスムーズです。
カウンセリング: まずはお悩みをお聞きし、最適な材料を選びます。
スキャン(型取り): 小型カメラでお口を撮影します(数分で終了)。
設計・加工: モニター上で歯をデザインし、ミリングマシンが削り出します。
仕上げ・セット: 削り出された歯を丁寧に研磨(または焼成)し、お口にセットします。
7. おわりに:最高の技術を、身近な皆様へ
歯科治療は今、大きな転換期にあります。
最新のテクノロジーは、決して人間味のないものではありません。
むしろ、「痛い」「怖い」「面倒」といったネガティブな要素を機械が肩代わりしてくれることで、私たちはより患者様一人ひとりと向き合う時間を作れるようになりました。
金属高騰で治療費が跳ね上がるのを防ぎたい。
技工士不足で治療を待たせるようなことをしたくない。
何より、精度の高い治療で、一本でも多くの歯を残してほしい。
「白くて綺麗な歯にしたいけれど、時間はかけたくない」 「長く使える良い治療を受けたい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
ミリングマシンとともに、スタッフ一同、皆様の笑顔を全力でサポートさせていただきます。
皆様のご来院を、心よりお待ちしております。
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