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プレオルソってどんな効果がある?

2024年4月1日

プレオルソとは

箕面市瀬川のうえさか歯科です。

春休みに入り、お子さんの矯正相談が増えています。

今回は小児矯正の一つ、プレオルソについてご説明します。

歯並びが悪くなる原因

お子さんの場合、歯並びが悪くなる原因の一つに生活習慣であったり、癖が考えられます。

もちろん顎が小さくて、遺伝的に骨格が小さいお子さんもいます。

しかし、ご両親は歯並びがいいのに顎が小さいお子さんも増えています。

これは、口呼吸、指しゃぶり、食習慣、舌癖など口腔機能に起因した後天的な要素です。

プレオルソ、マイオブレイス、T4Kなどで矯正する装置になります。

上記は商品名になります。

プレオルソ?

プレオルソとは機能的マウスピース型矯正装置です。

機能的歯列不正に用いる装置になります。

簡単に言うと上記のようなお口の筋肉や舌の位置などによって歯並びが悪いのを治す治療です。

従来からある治療ではありますが、トレーニング中心であった治療です。

それをプレオルソではトレーニングのサポート装置の役目をします。

筋トレで例えると、お口のトレーニングは腕立て伏せみたいなもので、
プレオルソ、マイオブレイスなどはダンベル、バーベルの役目をします。

その為、効率的に必要な筋肉や舌の機能を鍛えられます。

プレオルソ

プレオルソ

プレオルソの3大効果

一般的な効果をご説明します。

1. 歯並びの改善

プレオルソは、歯並びを悪くしている原因である口周りの筋肉のバランスを改善します。
歯並びそのものを自然と整えていく装置です。
具体的には、以下の効果が期待できます。

  • 出っ歯(上顎前突)の改善
  • 受け口(下顎前突)の改善
  • 開咬(前歯が噛み合わない)の改善
  • 過蓋咬合(前歯が深く噛み込む)の改善 *叢生(歯が重なり合っている)の改善
  • 歯列弓の拡大

2. 機能的な改善

プレオルソは、歯並びだけでなく、口周りの機能的な改善にも効果があります。
具体的には、以下の効果が期待できます。

舌の位置の改善
唇の力の改善
呼吸の改善
嚥下(飲み込み)の改善
発音の改善

3. 成長期の顎の成長を促す

プレオルソは、顎の成長を阻害する因子を取り除きます。
そして顎がバランスよく成長することを促します。
これにより、永久歯が生える土台を整えられます。

ただし、プレオルソはあくまでも1期治療です。

歯並びを完全に整えるためには、その後2期治療が必要になる場合があります。

矯正の後戻りを防止する

個人的にはこの効果がとても有効だと考えます。

それは矯正後の後戻りを防ぐことにあるかと思います。

歯並びが悪くなる原因除去が機能的矯正治療です。

プレオルソなどの1期治療後ももちろんですが、
ワイヤーなどの2期治療後に後戻りするケースは少なくありません。

しかし、プレオルソなど機能的矯正を行った後は、格段に後戻りが少なくなります。

プレオルソの効果が期待できる症例

プレオルソは、以下の症例に効果が期待できます。

  • 上顎前突(出っ歯)
  • 下顎前突(受け口)
  • 開咬(前歯が噛み合わない)
  • 過蓋咬合(前歯が深く噛み込む)
  • 叢生(歯が重なり合っている)
  • 歯列弓の狭窄
  • 口呼吸
  • 舌の突出
  • 指しゃぶり

下顎前突、受け口治療が得意

反対咬合とも呼ばれますが、下顎前突、受け口など下顎が上顎より出ている状態です。

こういった症例は乳歯列期や混合歯列気の初期での治療を勧めています。

理由は機能性反対咬合のお子さんが多く、比較的簡単に治しやすいです。

固定性の矯正器具によって上顎を前に引くなどをして治療する方法もあります。

しかし痛みを伴う治療にもなりますし、ストレスの多い治療にもなります。

この時期だからこそできるマウスピース矯正はお子さんに負担の少ない治療と言えるかと思います。

プレオルソが苦手な治療

1. 抜歯が必要な症例

プレオルソは、2期治療に向きません。特に抜歯が必要な症例には対応できません。

具体的には、以下の症例が該当します。

  • 叢生(歯が重なり合っていて、歯列弓内に十分なスペースがない場合)
  • 上顎前突(出っ歯)で、抜歯によってスペースを確保する必要がある場合
  • 下顎前突(受け口)で、抜歯によって上下の顎のバランスを改善する必要がある場合

2. 重度の骨格的な問題がある症例

顎の成長を促す効果がありますが、重度の骨格的な問題がある症例には対応できません。
具体的には、以下の症例が該当します。

  • 上顎前突(出っ歯)で、上顎が大きく成長しすぎている場合
  • 下顎前突(受け口)で、下顎が小さく成長しすぎている場合
  • 開咬(前歯が噛み合わない)で、上下の顎の垂直的な関係に問題がある場合

これらの症例では、外科手術が必要になる場合もあります。

3. 患者さんの協力が得られない症例

プレオルソは、取り外し可能な装置ですが、効果を出すためには、睡眠中の装着が必要です。
寝る前の1時間の装着も必須です。

また、口呼吸や舌の突出などの癖がある場合は、改善するためのトレーニングも必要になります。

そのため、患者さんの協力が得られない場合は、治療がうまく進まない可能性があります。

多いケースとしては、親御さんは積極的だけど、お子さんは嫌々やっている時です。

矯正を始める前にしっかり本人と相談し、親子で納得、やる気がある状態が必要です。

まとめ

今回はプレオルソについてと効果、症例について説明しました。

矯正の中でも特殊な機能的矯正装置になります。

しっかり使えば効果は大きくとても良い治療になります。

次回は更にメリット、デメリットの深掘りと他の矯正装置との違いを説明します。

お子さんの矯正治療は時期や、症例によって内容がかなり変わります。

無料相談も行なっていますのでぜひご相談ください。

小児矯正について詳しくはこちらをご覧ください。
小児矯正

ご相談は下記よりお電話か、ネット予約フォームをご利用ください。

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スポーツマウスガードのススメ

2024年3月25日

箕面市瀬川の歯医者、うえさか歯科です。

先日、バスケをしていて接触し、歯が動いているということで来院されたお子さんがいます。

幸い骨折や破折はしていませんでしたが、両隣の歯に固定して様子を見ることになりました。

バスケットボールはマウスガード必須ではありませんが、使用していれば防げたかもしれません。

昨年はバスケのワールドカップがテレビで放送されていました。
そこで日本人選手は皆マウスガードをしているのがとても印象的でした。

当院でもコンタクトスポーツなどをしている方にオススメのスポーツマウスガードについてご紹介します。

スポーツマウスガードとは

マウスガード

スポーツマウスガード、マウスピース

ラグビーやサッカー、格闘技など、スポーツの競技中や練習中にお口の中に入れておくマウスピースのことです。

運動時の強い衝撃によって、歯が損傷したり顎が骨折したりしないよう、マウスピースで口腔内を守ることで様々な怪我や損傷を未然に防ぐことが出来ます。

また、グッと噛みしめることで瞬発力を強くしたり、集中力を高める効果も期待されます。

市販品と歯科医院で型取りして作るカスタムメイドのものがあります。

今回は歯科医院で作るカスタムメイドのメリットを中心にご説明します。

マウスガードは歯のヘルメットのような役割があり、歯や唇、舌を外傷から予防します。

衝突時に自分の歯などから相手を守り、怪我が発生したとしても歯の脱落を防止します。

そして顎関節を保護します。

守られていることによる心理的な効果などが挙げられます。

この場合のお口の怪我とは、転んだりぶつかったりだけではありません。
力んだ時にくいしばることにより歯が欠けたり、すり減ることや、
修復物の脱落、舌や頬っぺたを噛んだ際の傷などです。

1. ぴったりフィットでストレスフリー!

スポーツ用品店などで購入することのできる既製品は、安価で手に取りやすいです。
大半がフリーサイズのセルフメイドタイプです。

使用者自身が作製するため微調整ができない。
数回使用しただけでやめてしまうことが多いと報告されています。

対して、歯科医院で作製するカスタムメイドのマウスガードは、専門的な機器や材料を使います。歯科医師がその人の歯型やかみ合わせの特徴に合わせて精密に作製します。

苦しさや違和感も少なく、長時間快適に装着できます。

使用中止の理由で最も多かったものは「息苦しさ」です。
これはスポーツにおいてパフォーマンスやメンタルに大きく影響を及ぼします。

2. あなたの競技に合わせた設計

コンタクトスポーツなのか、単独種目なのか、競技の特性に合わせます。

それによって材質や厚みを最適に選択できます。

パフォーマンス向上にもつながります!

3. 安心のアフターケア

装着後に痛かったり、話しにくかったりした場合も、歯科医院でしっかり調整できます。

長期間の使用にも安心です。

特にお子さんの場合は歯が生え変わったり、顎が成長しますので調整が必要です。

4. お手入れ簡単!清潔に保ちやすい

マウスガードは、専用の洗浄剤で洗うだけで簡単に清潔に保てます。

定期的な検診も受けられるので、安心です。

5. 大切な歯を守る

マウスガードは、歯並びや噛み合わせを保護し、歯の損傷を予防します。

成長期のお子様にも特にオススメです。

6. 自分だけのオリジナルマウスガード

カラーやデザインも自由に選べ、自分だけのオリジナルマウスガードを作製できます。

7. 集中力アップ!自信を持ってプレー

しっかりとフィットしたマウスガードは、安心感を与えてくれます。

集中力アップにつながり、ベストパフォーマンスを引き出せます。

マウスガード装着後の注意点

ここからは装着後の正しい使い方について説明していきます。

マウスガードの装着時において重要なことは、簡単にはずれず長時間付けていても問題がないことです。

痛いところがあったり、しゃべった時にはずれるようなことがあればおっしゃって下さい。

しかし大前提としてマウスガードは、上の前歯の部分に厚さ3mm程度のものが入ります。
多かれ少なかれ違和感は生じますし、慣れていただくために多少の時間も必要です。

この違和感が最小限になるように、調整を重ねることができるのもカスタムメイドの利点と言えます。

マウスガードお手入れ方法

マウスガードは比較的やわらかい素材によってつくられているため、色やにおいがつきやすいです。

また熱に弱い性質があります。

水洗いが基本ですが、食器用の中性洗剤を使っていただいても大丈夫です。

正しいお手入れの方法で保管してください。

マウスピース洗浄剤も有効です。

またお口の中に食べ物のカスや糖分が残ったまま使っていると、においが付きやすくなります。

また、むし歯や歯周病の原因となってしまうため、お口の中を清潔な状態にした後に使用してください。

使用していてお口や顎に違和感や痛みが出た場合は、使用を中止し、医院までお越しください。

マウスガードの使用期限

スポーツシューズやサポーターなどの、直接装着するスポーツ用品と同じように、マウスガードも消耗品です。

適切な状態で使用できるように、定期的な調整や必要に応じた再製作や交換が必要です。

これはシリコンに近い弾性の素材でつくられていることで、着脱を繰り返すことにより、少しづつフィットがゆるくなります。

これはプレー中の噛みしめや、競技中の接触などによる物理的な疲労の蓄積によるものです。

つまりしっかり正しく使用することにより消耗していくということになります。

またマウスガードを装着する機会が多い時期は、歯の生え変わりや顎の骨の成長があります。

適切な生えかわりや顎の成長をさまたげないためにも、定期的な受診が必要です。
マウスガードとお口のチェックを受けてください。

まとめ

歯科医院で作るマウスガードは、安全性、快適性、機能性において優れています。

大切な歯を守り、競技パフォーマンスを向上させたいなら、ぜひカスタムメイドのマウスガードを検討してみて下さい!

ぴったりフィットのマウスガードで、スポーツをもっと楽しく、もっと快適に!

スポーツマウスガードについての詳細はこちら
https://us-familydental.com/implant/

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小児矯正(1期治療)よくある質問

2024年2月5日

こんにちは。
箕面市瀬川の歯医者うえさか歯科です。

今日は小児矯正についてよくある質問にお答えします。

小児矯正とは

一般的によく見るワイヤー矯正は大人の歯(永久歯)に生え変わってから行うことが一般的です。

乳歯と永久歯が混在している時期を混合歯列期といいます。

この時期にする矯正治療が小児矯正、1期治療と呼ばれたりします。

この時期はお子さんの成長が著しい時期になるのでそれを利用して歯を動かしたり、顎の成長を促します。

以前は抜歯矯正が当たり前でしたが、今は予防の時代です。

歯がきれいに生えるスペースを作る矯正治療が小児矯正の目的です。

小児矯正、拡大床

小児矯正、拡大床

よくある質問

子どもの矯正はいつからできますか?

一般的には6歳から7歳くらいが適齢期になります。
前歯の交換期が来た頃が目安になります。
顎の成長にはピークがありますので早めに相談しないと治療が難しくなる可能性があります。
反対咬合(受け口)は4、5歳から治療することもあります。
前歯が生え変わる前の方が治療が楽になります。

子どもの矯正はいつまでできますか?

程度によって変わりますが混合歯列期(乳歯が残っている時期)であれば治療できます。
しかし、上顎の成長のピークは一般的に9歳とされています。
この時期に始めていないと拡大での矯正は難しくなります。

小児矯正は何年くらいかかりますか?

だいたい1年~3年くらいになります。
顎の成長は続きますので観察期間は永久歯にすべて生え変わるまで必要です。
装置を積極的に使う期間の目安が上記期間になります。

小児矯正をしないとどうなる?

咬み合わせが悪い状態が続くとうまく食事ができなかったり、発音、呼吸も悪いままです。
将来的に虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
顎変形、顎関節症も引き起こしやすくなります。
2期治療するのであれば抜歯矯正になる可能性が高くなります。

小児矯正で前歯が開いてしまってますが大丈夫ですか?

みにくいアヒルの子時期と言われています。
自然な正しい歯並びでも起こる現象です。
奥歯の交換時期になると自然と閉じてきます。

顎の成長を促して、顔が大きくなりますか?

なりません。
わかりやすいように顎の拡大と言っておりますが実際に動くのは歯列弓、歯槽骨になります。
骨格までの変化は前方牽引などでは起こりますが、見た目は改善されます。

指しゃぶりをしています。やめた方がいいですか?

1歳までの指しゃぶりはあまり影響はありません。
それ以降の指しゃぶりは顎の成長に悪影響が出始めます。
2歳を過ぎて徐々に意思疎通ができるようになってきたら止めるように促しましょう。
タオル噛みなども同じです。

口呼吸をしています。影響ありますか?

口呼吸はお口のバランスに、一番悪影響を与える一つになります。
正しいベロの位置によって鼻呼吸は促され、顎の成長、筋肉のバランス、歯列を整え、脳に酸素を送ります。
口呼吸のままですと
歯列不正、上顎劣成長、鼻閉、虫歯・歯周病リスク大、ドライマウス
アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、慢性扁桃炎、
集中力低下、運動能力低下、学力低下、睡眠不足、免疫力低下
などなどお口の影響から全身、体調、体力にまで影響してきます。
詳しくは過去のコラムをご覧ください。
鼻呼吸のすすめ

小児矯正は夜だけ矯正装置をつけても効果ありますか?

小児矯正は早ければ夜寝ている時のみや、おうちにいる時のみで効果があります。
混合歯列期の後半は成長のピークになるので固定式の方が効果が高くなる可能性があります。
着脱式のものには拡大床、プレオルソ、マイオブレイス、T4K、パナシール、インビザラインなどがあります。
固定式には急速拡大装置、ブラケット、上顎前方牽引装置、リンガルアーチ、パラタルアーチなどがあります。

大人の歯が足りないと言われました。どのように矯正しますか?

先欠と言われる状態です。
足りない場所にもよりますが一番多い、第二小臼歯はそのままにすることもあります。
乳歯を抜いて後ろの大臼歯を手前に引っ張ってくることもあります。
二番目に多い、下顎側切歯がない場合は隙間を閉じるように矯正することが多いです。
いずれの場合もお子様それぞれに状況も変わりますのでお早めにご相談しましょう。

小さいころから矯正させることに抵抗があります。大きくなってからではダメですか?

もちろん大人になってからすることにメリットがあることもあります。
しかし多くのお子さんは早くから矯正することにメリットが多いケースが大多数です。
子どもの矯正は成長に合わせた矯正になるので痛みはほとんどありません。
また、おうちで完結することも多いので多感な時期に目立つ矯正治療をする必要もなくなります。
拡大床など大きな装置も大人より慣れやすく、お友達が一緒にすることでモチベーションも上がります。
早くから自分の口元、笑顔に自信を持つこともできます。

子どものうちから矯正しても後戻りするのでは?

小児矯正(1期治療)は成長バランスを整える治療なので後戻りは少ないです。
成長した歯列が戻りにくい為です。
悪い癖を治しやすい時期でもあります。
2期治療のみをしているお子さんは筋肉のバランスや顎のバランスが悪く、後戻りしやすくなります。
保定装置も目立ちやすいものになる可能性があります。

ゴムかけが必要と言われました。しないとどうなりますか?

小児のゴムかけは、顎の成長がうまくいってないときに使います。
成長を促進できないので装置を入れてるだけでは意味がないこともあります。
担当医の指示通り、ゴムかけをしましょう。

拡大床の装着時間を確保できませんでした。ネジを回して大丈夫ですか?

装着時間が1日だけ短いのであればほとんど問題ないかと思います。
回すまでの期間のうち半分以上つけれてないときは、慎重になる必要があります。
装着時のはまり方が浅かったり、きつい場合は回すのは止めときましょう。
心配であれば早目のチェックをしてもらいましょう。

小児矯正の平均費用はいくらですか?

小児矯正の費用の相場は10万円~50万円くらいです。
簡単な矯正装置で済む場合は安いです。
処置払い制とトータルフィー制があります。
処置払いは治療ごとに費用が掛かるスタイルです。
2期治療はトータルフィー制(総額費用)のことが多いです。
1期治療は成長に合わせて装置を作り直したり、始める時期で期間が変わります。
そのため装置作製ごとに治療費がかかる処置払い制のところだと安く済むこともあります。
装置が合わなくなったり、お子さんの協力が得られず治療が伸びた場合は費用が高くなります。

うえさか歯科ではトータルフィー(総額制)を採用しております。
永久歯にすべて生え変わるまでの期間(観察期間含む)を治療期間と定め、装置再製費用、調整費用を含んでおります。

小児矯正を始めるまでにできることはありますか?

顎の成長には、生活習慣の改善や、お食事内容、お口の筋肉のトレーニングが必要になります。
早くから取り組んでもらうことで矯正なしで歯並びがきれいになる可能性もあります。
トレーニング方法(MFT)などは個人で必要なものが違うのでご相談ください。
お食事内容は食育アドバイザーなどに聞いてみてもよいかもしれません。
矯正後の後戻りや、矯正中の動きやすさにも関連しますので早めの相談がよいかと思います。

受け口(反対咬合)です。早めに治療してくださいと言われました。なぜですか?

下前歯が出ていて上の歯を覆っている状態です。
反対咬合は機能性、歯性反対咬合の場合、簡単に治すことができます。
小さいころだと癖でなってしまっていることもあります。
前歯の生え変わりまでに治しておくことで上の歯が下の歯を抑え、骨格性になることを防ぎます。
骨格性反対咬合になった場合、骨切り手術が必要になる可能性も高くなります。
また、反対咬合は永久歯の残存率も低くなる傾向があります。
乳歯列期の治療はトレーニングや、既成マウスピースなど比較的簡単に安く治療できることが多いです。
お早めにご相談ください。

小児矯正について詳しくはこちらをご覧ください。
小児矯正

ご相談は下記よりお電話か、ネット予約フォームをご利用ください。

お電話
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歯並びに関係?歯が多い?足りない?歯の本数

2023年4月22日

こんにちは。
箕面市瀬川の歯医者、うえさか歯科です!

お口のレントゲン写真を1度撮りましょう!!

このように虫歯がないのに言われたことあるかと思います。

じつは、お子さんの歯が乳歯から永久歯に生え代わる頃に、外から見ているだけではわからない問題がおきてくることがあります。

歯が多い「過剰歯」は30人に1人ほど
永久歯がたりない「先天性欠如歯」は10人に1人ほどの割合で見つかります。

早期発見により歯並びや咬み合わせを守れる場合も多々あります。

乳歯が抜けた後、なかなか永久歯が生えてこないと、心配になりますよね。

顎の骨の中で永久歯が育ち、生えはじめたり、生える準備が整ってくるのがちょうど6歳頃です。

この時期にパノラマレントゲン写真を撮ると、将来どんな歯がどう生えそろうかが予測できます。トラブルの早期発見に繋がります。

顎の骨の中で起きていることは外側から見てもわかりません。
お子さんが6歳くらいになったら永久歯のチェックのために1度歯科医院でパノラマレントゲン写真を撮りましょう!!

レントゲン写真を撮ることで、わかることが沢山あります!

・過剰歯

本来生える予定よりも多い余分な歯がある状態です。

過剰歯があると、永久歯が生えようとしているときに通り道を邪魔します。

正しい位置に生えなかったり、永久歯が出てこれないことがあります。

通り道をさえぎるだけでなく、他の永久歯の根っこを押して傷めてしまうこともあります。

余分な歯なので生える場所がなく、おかしな場所に出てきたり、顎の骨の中に埋まったまま悪さをします。

過剰歯が見つかる場所はたいてい上あごの前歯の周りです。
前歯がなかなか生えてこない」
「前歯の生え方がおかしい」
と、相談に来院されたときにレントゲンで発見されることが多いです。

歯並び、レントゲン

・位置異常歯

顎の骨の中で迷子になってしまってあらぬ方向に傾いたり移動したりして、生える場所を間違えてしまった歯のことです。

上顎の犬歯で起こりやすく、硬くて強い犬歯の頭が他の永久歯の根っこを傷めて、グラグラにしてしまうこともあります。

・先天性欠如歯

永久歯は親知らずを除くと本来なら28本生えますが、必要な本数が顎の中で育たず、歯が足りない場合があります。

先天性欠如歯は10人に1人程度にみられ、決して珍しい事ではありません。

乳歯がよい状態で残っているのなら、虫歯を予防して、乳歯が抜けないようにするケースもよくあります。

欠如歯の治療は、将来を見越しながら進めていくことが大事です。

対処法

過剰歯や先天性欠如歯の早期発見が大事なのは、放っておくと周りの健全な永久歯を傷めてしまうことです。

これらの問題によって、歯並びや噛み合わせが崩れてしまいやすくなるからです。

噛み合わせが悪く偏った噛み方をしていると、顎の成長がゆがます。

骨格が完成するころにはそのゆがみが定着してしまうのです。

ですが、6歳頃にチェックできれば、経過観察をしながら、必要に応じて手を打つことができます。

お子さんの成長に寄り添い、見守るといった息の長い治療になります。

逆にいえばそれだけ改善の手を打てる時間の猶予と選択肢が広がりがある、ということでもあります。

多くの場合、過剰歯は抜いて終わり、先天性欠如は乳歯を残していくなどの対応になります。

しかし場合によっては矯正治療を積極的にしていく必要があったりということもあります。

いずれにしても早期発見、早期治療が望ましいです。

歯並び、レントゲン

まとめ

レントゲンを撮る理由として

他にも永久歯が全部顎の中にあるかの確認にもなります。
お子さんはブラッシングのコントロールが難しいです。
食生活もジュースやおやつ等乱れがちになり虫歯のリスクが高くなります。

乳歯や生えたての永久歯は柔らかくて虫歯になりやすいです。

歯並びに影響する、歯の数、位置異常もわかります。

レントゲン写真で先生に細かくチェックしてもらいましょう。

うえさか歯科のレントゲンは最新のレントゲン機器になります。
放射線量も少なく鮮明に写ります。

また、歯科の治療で用いる放射線量は飛行機に1回乗るよりも少ないです。
年間に生活で浴びる量よりも明らかに低いものになります。

最新のCT撮影では過剰歯の位置も鮮明に判別することができます。

お子さんの定期検診では、
虫歯予防の他にも歯の生え変わりや 歯並び
顎の成長、悪習癖がないか、
ブラッシングができているか等、
健康なお口に成長できるようにしっかり診ていきます。

是非1度定期健診にお越しください!

歯並び 相談を無料で行っています。

歯並びの詳しい内容はこちらから
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歯並びをよくするトレーニング:MFT2

2023年4月4日

こんにちは。
箕面市瀬川の歯医者、うえさか歯科です。

歯並びをよくするトレーニング

MFTについて今回もお伝えします。

歯並びに関わることなのでぜひ前回分と合わせてお読みください。

まずは前回のまとめから

MFT(口腔機能療法)は、「食べる」「飲み込む」「発音する」「呼吸する」など、お口と関係ある機能の改善をする訓練です。

口腔周囲筋を訓練することにより、筋圧のバランスを改善して、正しい歯並びを維持するための環境を整えることが、MFTの主な目的です。

「癖」というものはわかっていても中々やめることの出来ないものです。

お子さんが小さいうちにMFTに取り組んで、早めに悪い「癖」を取ってあげることで、今後のお口や全身の健康、歯並びを守れるようになります。

ここまでが前回の内容になります。

では実際のトレーニングを深堀してみましょう。

1.MFTの開始時期

開始時期および訓練期間は、患者さん自身のやる気、年齢、歯並び・咬み合わせの状態などによって左右されます。

MFTは幼児から成人までの幅広い年齢でできるため、「早く始めなければ手遅れになる」と、いうわけではありません。

問題の程度や内容によっては小さいお子さんであっても行うことがありますが、保護者の方の協力が不可欠です。

一般的には低年齢の方が効果的です。(あくまで目安ですが3〜5歳くらいから)

何故かというと、年齢が上れば上がる程身体に染み付いた「癖」は改善しにくくなります。

悪習癖は、咬み合わせや歯並びに深く関係する「顎」の発達を阻害するので、早い時期に取り除くことが大切です。

歯並びも悪くなってから治すより、悪くならないにようにするほうが大事です。

 

トレーニング

MFTには主に3つの訓練があります。

①個々の筋肉の訓練

舌、咀嚼筋、唇、頬、などお口の周りには沢山の筋肉(口腔周囲筋)があり、それぞれの筋肉の機能改善を目的としています。

筋肉の力を強めるだけでなく、緊張状態の筋肉をリラックスさせて全体的にバランスのいい状態に保つための訓練です。

筋肉のバランスが良いことが歯並びに関連します。

②咀嚼・嚥下・発音の訓練

咀嚼(食べる)、嚥下(飲み込む)、発音、これらの動作をするときに口腔周囲筋がかける筋肉の圧を適切化し、正しく動作ができるようにするための訓練です。

 

③口唇と舌の姿勢をよくする訓練

口唇(くちびる)と、舌には正しい位置がある事はご存知ですか?

リラックスしている時に唇と舌が正しい位置にあることは歯並びや咬み合わせにおいてとても重要です。

このときに舌が正しくない位置にあると開口や歯間空隙など不正咬合に繋がります。

正しい舌の位置は上あごに舌がぴったりくっついている状態で、

上の歯と下の歯は当たっていなく、少し隙間がある状態です。

この状態だと、口呼吸ではなくしっかり鼻呼吸ができます。

正しい舌の位置があごを広げ、歯並びが並ぶようになります。

 

・あいうべ体操

あいうべ体操とは、舌の筋肉(舌筋)をはじめ、口腔周囲筋が鍛えられる訓練です。

これを行うことで口呼吸から鼻呼吸へ自然と改善することができます。

他にも表情筋が鍛えられることにより、顔のたるみやシワの改善による美容効果、脳の血流をアップさせる効果等、多くの効果が得られます。

道具も使わずいつでもどこでもできるので、是非口腔ケアの一環として取り入れてください。

やり方

あいうべ体操は「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」と、口を動かすだけの簡単な体操です。

声は出しても出さなくてもどちらでもかまいません。

口を大きく動かしてゆっくり行うのがポイントです。

それぞれ1秒ずつキープして行い、これを10回繰り返します。

10回を1セットとし、1日3セット行うと効果的です。

行うタイミングはいつでもいいですが、入浴中や就寝前など、やるときを決めていたほうが忘れないのでおすすめです。

歯並び、あいうべ

 

リップトレーサー

舌の筋量アップのトレーニングです。

筋力が衰えてきた高齢者の方にもおすすめのトレーニングになります。

これもいつでもどこでも簡単にできます。

やり方

舌を尖らせて上唇をなぞるように10秒数えながら端から端まで舌を動かします。

下も同様に行って舌を一周回します。

時計回りと反時計回り10回ずつ行います。

まとめ

あいうべ体操、リップトレーサーは基本的なトレーニングです。

筋力の落ちた大人の方にも有効です。

他にも様々なトレーニング方法があり、どれもそんなに難しくはありません。

その他のトレーニングはご来院の上、症状に合った内容を相談させていただきます。

口腔周囲筋を鍛えることにより咬み合わせや歯並びが良くなる他、表情筋のトレーニングにもなるので様々な効果が期待できます。

矯正をするに当たってもMFTを併用することで、

効果が得られやすくなりますし、後戻りも防ぐことができます。

うえさか歯科ではお子さんの定期検診の時にも必要と判断すれば積極的にお伝えしています。

お子さんのお口がポカンと開いていたり、
舌を出す癖があったり、
食事をしているときくちゃくちゃと音がなっていたりすると
口腔周囲筋が正しく使えていない可能性が高いです。

是非1度、定期検診も兼ねて気になる症状があればお気軽にいらしてください

トレーニングの相談、歯並びの相談もお待ちしています。

 

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歯並びをよくするトレーニング:MFT

2023年3月29日

こんにちは。
箕面市瀬川の歯医者うえさか歯科です。

小さいお子さんがいる方、将来の歯並びが気になりませんか?

矯正するなら早くからと思っている方も多いと思います。

実は歯並びや咬み合わせは遺伝だけではなく、日常の癖やお口の周りの筋肉のバランスが悪かったり、色々な原因で今の歯並びになっています。

MFT(口腔筋機能療法)

 

MFT(口腔筋機能療法)とは
正しい舌の動きや正しいお口の周りの筋肉の動きを覚えて習慣化し、正しく機能させる訓練の事です。

矯正装置をつけなくてもMFTのみで悪い歯並びがある程度改善することもあります。

矯正治療を成功させるために併用が必要な場合も多いです。

今回はMFTについて2回に分けて詳しくお話していこうと思います。

・口腔機能と歯並び、咬み合わせとの関係

1・口腔機能とは?

私たちのお口が担っている役割でもっとも重要なのは、食べる(咀嚼)、飲み込む(嚥下)、話す(発音)です。

咀嚼や嚥下に問題があると口から食べ物を取り入れる事が困難になってしまいます。

また、発音に問題があると言葉が通じにくいために自分の意思が相手に伝わりにくくなってしまいます。

このように、口腔機能は日常生活を営む上で大切な役割を担っています。

他にも、「呼吸する」、
「味を感じる」、
唾液を分泌して「免疫や消化を助ける」、
噛むことで「脳を刺激する」「身体の平衡感覚を保つ」なども、お口の中もつ重要な役割です。

これらの機能のうち1つでも問題が生じると、やはり日常生活に影響があります。

2・歯並びや咬み合わせとの関係

歯はくちびる(口唇)や頬、舌などの「口腔周囲筋」から絶えず圧力(筋圧)を受けています。

この筋圧のバランスが正しいと歯が正常の位置に並ぶのです。

いつもお口がポカンと開いていり、舌を前歯で咬む癖があったり、
様々な「癖」があると圧力のバランスが崩れてしまって歯並びや咬み合わせに影響が出てしまいます。

「癖」があることでかかるべきところに筋圧がかからなくて歯列から歯が飛び出してしまったり、上下の歯が噛み合わなくなったりします。

特に、前歯が咬まない状態(開咬)や歯と歯の間に隙間がある状態(空隙歯列)などの「不正咬合」は、口腔機能との関連性が深いです。

このような歯科と関連した口腔機能の問題は「口腔機能障害」と呼ばれています。

口腔機能の問題の要因として、食べる機能の発達不全、鼻疾患、口腔習癖、舌小帯短縮症、顎骨の形態異常なども挙げられます。

お口ポカン、MFT、歯並び

お口ポカン、MFT

・口腔機能の問題与える影響

お子さんに「くちゃくちゃ食べる」、
「ガラガラ・ブクブクうがいがうまくできない」などのお口のクセはありませんか?

これらのクセには口腔機能の問題が潜んでいます。

放っておくと、風邪の予防がしにくくなったり、アレルギー性疾患が生じやすくなったりすることに繋がります。

他にも、

・歯周病になりやすい
・口臭が強くなりやすい
・矯正治療の効果が得にくい
などの悪い影響が考えられます。

特に口呼吸が口腔機能だけでなく全身の健康状態に与える影響が近年注目されています。

できるだけお口は常に閉じて、鼻で息をするように心がけることは良い事だと考えられます。

 

・MFTで口腔機能を改善できる

MFT(口腔機能療法)は、
「食べる」「飲み込む」「発音する」「呼吸する」など、お口と関係ある機能の改善をする訓練です。

口腔周囲筋を訓練することにより、筋圧のバランスを改善します。
正しい歯並びを維持するための環境を整えることが、MFTの主な目的です。

通院時のレッスンと、毎日のご家庭での訓練で、良い歯並びを維持できるための環境を整えていきましょう!

まとめ

1回目はMFTとは何か、何故MFTが必要なのか簡単にお伝えしました。

健康なお口や、綺麗な歯並びを維持するためにはお口の「癖」を治す必要があります。

「癖」というものはわかっていても中々やめることの出来ないものですね

ですからお子さんが小さいうちに取り組んで、早めに悪い「癖」を取ってあげることで、今後のお口や全身の健康を守れるように歯科として手助けできればと思います。

 

次回は具体的な方法や始める時期などをお伝えします!

お楽しみに!

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